こんなことがありました

2023年3月の記事一覧

春支度、春景色へ

先週のことになります。子どもたちが授業をしている時間、畑に目を向けると鍬を持って作業をしている方がいるではありませんか。「こんにちは!申し訳ございません。ありがとうございます!」と声をかけてみると...。

なんと常磐公民館の今野先生ではありませんか!「いやー、あったかくなってきたから、畑の準備をしてみっかなと思って。勝手にお邪魔してごめんなさいね!」とのこと。「いやいや、ひと声かけてくだされば、お迎えに上がりましたのに...。こちらこそ申し訳ございません!」となったしだい。「6年生も卒業だね。あの子どもらの笑顔を見ると、また次がんばろう!ってなってさ。用務員さんも土起こしを一生懸命やってくれて、子どもたち幸せだよね」と会話も弾みました。

ということで、本校用務員のお二人、「いやー、暖かくなってきたね。今やっておくと花とか野菜の育ちがよくなるからね!」と汗をかきながら花壇や畑の土起こし、田起こしをしてくださっています。子どもたちのために、いつもどうもありがとうございます!

先週15日(水)には運動・環境委員会の子どもたちが外に出て春の花々を植えました。久しぶりの土いじり、子どもたちも春の訪れを感じてかどこか嬉しそう。一方で「これが最後の花植になると思うとさびしいような...」とは6年生。様々な気持ちが交錯する、まさしく春ですね。

子どもたちの気持ちとともに長倉の杜も少しずつではありますが着実に春景色へと移りつつある今日この頃でございます。

4年生、京の杜プロジェクト・桜の苗木を植えました編!

3月13日(月)、朝方ふと足下を見てみると土筆を発見しました。春ですね!今週の長倉小もすくすく伸びやかに成長して参りましょう!

さて、本日この縦長の段ボール箱が届きました。中には?

そうなんです。立命館小学校の皆さんが大切に育ててくださった「太閤千代しだれ桜」の苗木、本日無事に到着しました。

4年生が取り組んでいる京の杜プロジェクトの一環。早速4年生は外に出て、苗木を長倉の杜に植え付けを行いました。

子どもたちは「おー、すげー!」「桜だ!」「これが立命館小学校だ!」「醍醐寺、醍醐寺...」「豊臣秀吉」等々の率直な感想。「桜の花はいつ咲くのかな?」とわくわくしながら、喜んで作業を行っていました。造園会社の方から「桜を植えたら水をいっぱいやるのが大事!」とのこと。子どもたちのニコニコ顔を応援するかのように、ちょうど雨が降り出して参りました。スコップで作業するお友達を気遣って傘を差してあげる姿も、優しいですね!

それでも子どもたちは、ちゃんと水をやらなくちゃ!と如雨露に水を汲んできたっぷりと水やりをしていました!大切な桜の木、無事に育ってね!とか言いながら...。こちらは教頭先生が子どもたちをサポート。

立命館小学校の皆さん、醍醐寺の皆さん、住友林業の皆さん、ここまで本当にありがとうございました。16日(木)には盛大に植樹祭を実施しましょう!

3.11追悼集会

「3.11(東日本大震災)」から12年目を迎えます。地震が発生した年は6年生の皆さんが生まれた年ですので、子どもたちは直接の経験はしていませんが、当時のご家族の皆さんの不安や苦労は本当に大変であったろうと思います。本校では、3月9日(木)、東日本大震災に関する集会を開催し、校長講話をオンラインで各学級に配信しました。

講話の内容は2つ。1つは12年前に起きた「3.11」の出来事を知ること、もう1つはこの出来事から学びを得ることです。

はじめに震災の概要を説明した上で、「この週末は、改めてこの出来事に関することがニュースや新聞等で話題になると思いますので、さらに理解を深めて、どんな出来事だったのか、自分なりの言葉で話ができる人になって欲しい」と呼びかけさせていただきました。ご家庭でも話題としていただければ幸いです。

また、校長の学びとして、当時、人々が殺気立っていた避難所で、ある男の子が発した言葉を紹介しました。

この男の子の言葉によって避難所は冷静さを取り戻し、助け合い、譲り合うようになっていったというお話。やはり言葉は大事!ということを改めて学んだのですが、子どもたちには「大震災というピンチの場面で大いに役立った『ふわふわ言葉』を、私たちの普段の生活でも使ってみてはどうでしょう?」と提案させていただきました。そしてそのために「ぜひ人のよいところや頑張っていることを見つけて、それを伝えることができる人になって欲しい」とお話しさせていただきました。

15分という短い時間ではありましたが、最後にこの出来事により犠牲となられた全ての方々のご冥福をお祈りし、1分間の黙祷を捧げさせていただきました。

今週の子どもたちの学校生活の様子です。このように子どもたちが安全に安心して学校に通える状況は、実は当たり前のことではなく、とても幸せなことなんだという思いを改めて感じております。今年度の登校日は残り1桁となりました。子どもたちとともに、今できることを精一杯積み上げて参りましょう!

 

長倉小PRIDE!のお話

今日は、5年生は6年生から「鼓笛」とともに「何」を受け継いだのでしょうか?というお話。わたしの勝手な解釈ですがご一読いただけたら幸いです。

まずは、送る会を終えた、とある6年生の感想から。

6年生最後の鼓笛演奏を通して、後輩に「何か」を伝えたかったのですね。それは何でしょう...

「まだまだふぞろい」だけど「心が整っていいなと思いました」とのこと。これは、「みんな『心』を一つにすることが大事だよ!その大切さを5年生はわかったんだね!」というメッセージに読み取りました。それで...

「長倉小の伝統」という言葉が出てきましたね。このことから6年生は、5年生に「心を一つにして団結してチャレンジしていくことが長倉小の伝統」で、それを受け継いで「守り続けていってほしい」と願っていたと、わたしは解釈しました。そして...

今回の5年生の演奏を見て、「5年生は長倉小の伝統を受け継いでくれた!今はもう5年生を信じてる!」とエールを送っているように感じました。その上で...

「これからの長倉小は5年生が中心になって、心を一つに団結してやっていける。大丈夫!5年生の活躍が楽しみ!」との思いをもつに至ったのではないでしょうか。

6年生は、鼓笛は自分たちが心を一つにして団結していることの表れであり、それが長倉小学校の伝統!と理解していたのではないでしょうか。わたしはこの子どもたちの気高い思いを「長倉小PRIDE!」と呼びたいと思います。それで、今回の6年生を送る会で、この「長倉小PRIDE!」は見事に5年生に引き継がれた!と感じました。よって、わたしは今日もこの素晴らしい出来事に感動し、余韻に浸っております。

これまでの5・6年生の鼓笛の練習の様子です。子どもたちの間に「長倉小PRIDE!」の文字を浮かべてご覧ください。

そして、5・6年生の教室の間には、お互いの思いを書いたメッセージが掲示してありました。常に子どもたちの学びを支える先生方のご配慮にも感謝でございます。

アットホームな雰囲気の中にも、熱い思いをもって生活している子どもたちの姿に改めて脱帽でございます。長倉小の子どもたちの日々のチャレンジ、やっぱりすごいのでございます!これからも応援よろしくお願いいたします。

ながくらの鼓笛、引継ぎ完了!

昨日の6年生を送る会では、鼓笛の引継ぎ式も行われました。

まずは6年生がラスト演奏!曲は「ドラムマーチ」と「校歌」。安定感抜群の打楽器リズム隊、表現力豊かにメロディーを奏でるベルリラ・キーボード隊、音色をダイナミックにカタチに表すカラーガード・フラッグ隊、そして演奏とともに学年の方向性を指し示してきた指揮隊、昨年の同じ時期に引き継いで、この一年間、学校の顔として歩んできた軌跡が思い浮かんでくる見事なパフォーマンスを披露しました!

6年生主指揮のあいさつ「5年生の皆さん、鼓笛の本番の運動会までは思ったより時間が短いので練習を頑張ってください!令和4年度6年生より」そしてメジャーバトンの引継ぎ。会場中の視線が一点に集まり厳粛な雰囲気で。ここに「ながくらの鼓笛」引継ぎ完了となりました。

5年生は主指揮のあいさつの後、楽器やフラッグの引継ぎも行い、いよいよ初めてとなる鼓笛の演奏へ。2学期末から6年生とともに練習を重ねてきた成果を披露しました。自分のパフォーマンスを表現することに精一杯ではありましたが、5年生の今の心の持ち様が伝わる演奏を披露していました。また5年生は6年生から単に「鼓笛」だけを引き継いだのではない様子にも見えました。では、5年生は6年生から鼓笛とともに何を引き継いだのでしょう?それはまた明日お伝えして参りましょう。

送る会が終わった後、5年生は急ぎ校舎の中へ入っていきました。どうやら6年生が教室に入るのを先回りして、階段で花のアーチを架けるサプライズ!をしたのだそう。5年生の6年生に対する思いはどんだけ~!と、誰かが言ったとか言わなかったとか。子どもたちの純真な心の表れ、見守った先生方も温かい気持ちをいただきました。

その後、自然と5・6年生は子ども広場へ。一緒に記念写真を撮って思い出づくり!

6年生の感想です。「1日早くおわるのが早-っ!そつぎょうまで1日早すぎる」「後輩がここまで準備してくれたことが嬉しかった」「もう卒業しちゃうという実感がわいてきました」「皆の思いを背おい中学校に行きます」「縦割り班のメッセージを見て本当にかんどうしました」「みんながんばっていたり、5年生の鼓笛も上達していたりで楽しかったです」「5年生のこてきのひきつぎの姿が心に残った」「みんなとはなれるのが悲しい」「クイズやじゃんけんのとき、歓声が聞こえてきて心がオレンジや黄色に光りました」「感動でいっぱいです」「会が終わった後も5年生が会談でアーチを作ってくれていてとてもうれしかった」「下の学年の背中を見て安心して卒業できるなと心から思いました」「感謝感激」「中学校に行っても長倉小のみんなのことをおうえんしたい」「後輩全員が成長したなと思いました」「数少ない日々を大切に一日一日を大事に過ごしていきたい」「ありがとう」

今朝、本校周辺ではホトトギスの鳴き声が聞こえていました。春告げ鳥とともに、長倉小学校の子どもたちが大きく成長してきた喜びを感じております!

6年生を送る会を開催しました!

3月7日(火)、全校児童が集い「6年生を送る会」を盛大に開催しました。運営は4・5年生の代表委員会が担当。「準備万端です!6年生に教えてもらったことを生かして頑張ります!」と意気込みを語ってくれました。

6年生入場。BGMは「ありがとう6年生」。校旗を先頭に26名を拍手でお迎えしました。

「はじめのことば」で今日の会の目的が伝えられ、早速「6年生との思い出づくりコーナー」へ。

まずは「◯×クイズ」。司会を務めた4年生2名は息がぴったり合っていて、和やかな時間を演出してくれていました。

6年生の担任の先生の名前や修学旅行の行き先等々の問題、みんな夢中になって反応していましたね。

6年生の人数は26人?という問題では、必死になって6年生の人数を数える姿も...。答えは6年生が示してくれて、その度に歓声やため息が...。楽しい時間を過ごしました。

 「6年生とじゃんけん大会」は、6年生代表11名が前に出てきて、一人ひとりが後輩全員とじゃんけんをするというもの。6年生はまるでアイドルにでもなったかのような盛り上がりを見せていました!6年生と言えば、やっぱりペリー総司令官とアフロさん、ここでも大活躍でございました。

場の雰囲気は一転し「後輩から6年生への感謝の言葉」へ。各学年の代表が心を込めて6年生への思いを語ってくれました。

1年生「ゲーム大会や運動会で楽しい時間をありがとうございました!」
2年生「ご卒業おめでとうございます。やさしくしてくれてありがとうございました。中でも行事の準備をしてくれたり、長小パークがよい思い出です!」
3年生「もう学校で会えないのがさびしいです。長小パークの後に校庭でお弁当を食べた時や掃除の時など、6年生は優しい人ばかりで僕もそうなりたいです。中学校では部活動に勉強にがんばってください!」
4年生「登校班では『みんなであいさつをしよう!』と声をかけてくれたり、クラブ活動では『思い切り楽しもう!』と呼びかけてくれたり、委員会活動では仕事を教えてくれて、長小パークでも話をまとめてくれて楽しい思い出をつくることができました!」そして4年生全員で「ありがとうございました!」「がんばってください!」のかけ声が...、感動でございます。

 プレゼント贈呈では、後輩を代表して5年生から6年生に、長小パークの縦割り班メンバーからのメッセージが贈られました。6年生からは、学校をきれいにしてね!と雑巾が贈られました。大切に使わせていただきます。

6年生児童代表のことば。「今までは先輩を送る側でしたが、今日は送られる側で、早いなぁと思いました。後輩の皆さん、新1年生が入学してくるのでお兄さんお姉さんとしてお手本を見せてあげてください。5年生の皆さん、行事などでやることが多くなってくじけそうになることもあると思うけど、みんなで頑張ってよりよい学校をつくっていってください!」素敵なメッセージをありがとうございました。

6年生のお見送りは全校生で!

間もなく巣立っていく6年生、後輩達がこんなにも慕ってくれて嬉しいですね!今年の長倉小の顔として頑張ってきたからこそですね。そして忘れてはならない担任の先生たち。今日も6年生の皆さんを温かく見守っていましたよ。大きく成長した姿に喜びを感じつつ、どこか寂しそうな...、ねっ。

本日の夕焼け。春ですね!

本日の学校生活の一コマ...

3月6日(月)、本日は二十四節気の啓蟄。冬ごもりをしていた生き物たちが目覚める頃となりました。学校ではこのオオイヌノフグリがたくさん咲いています。花言葉は「信頼」「清らか」とのこと。厳しい寒さの冬を耐えてきたこの花のタフさに心を寄せながら、今週も前進して参りましょう!

今朝はあいにく雨でしたが、子どもたちはしっかりとした足取りで登校してきました。毎週月曜日の朝は読書タイムということもあり、図書館は大盛況で長蛇の列が...。図書委員の皆さんも嬉しい悲鳴でしたね!

さて、午前中の低学年の様子です。2年生は書写の授業。お手本を何度も見返して、ゆっくり丁寧に活動していました。授業終わりに近い頃にうかがいましたが、背筋が伸びていて、書く基礎となる姿勢のよさがとても印象的でした。 今日の振り返りは二重丸!よく頑張りましたね。

1年2組は算数。「みかた、かんがえかたをひろげよう」と発展的な課題にチャレンジしていました。先生に◯をつけてもらうと嬉しくて嬉しくて...。問題文をよく読んで、その通りやってみると答えは出てきますよ!

3年1組の前を通りかかると「これ撮って!」とのご依頼が。教室に入っていくと、そこには「てるてる坊主」の集団が...。今日の体育、校庭でできますように!と今朝お願いごとをしたのだそう。

その甲斐あってか、次の時間、3年生は校庭で思い切りサッカーにチャレンジすることができました。めでたしめでたし!

1年1組は給食の準備。手をしっかり洗って、配膳も丁寧に行い、そして「いただきます!」と無駄のない活動。みんなでわーわーやるよりは、係分担をして、仕事を責任を持って行い、みんなで確認し合って、係がない時は静かに待つ!その方が効率がいいし、食べる時間もたっぷりとれることを実感できているのでしょうね。成長成長!

明日はすこやかタイムがあります。お昼の放送で保健委員会から「特にハンカチ・テッシュを忘れず持ってきましょう!」との呼びかけがありましたので、皆さんご確認ください!

登校班、班長・副班長交代!

2月28日(火)、学校では校外子ども会を開催し、登校班の組織替えを行いました。これまで6年生が担ってきた班長を5年生へバトンタッチ、そして4月に入学してくる1年生を温かく迎える準備、安全に登校するためにはどうしたらよいか?など話し合いました。

そして、3月1日(水)に新たなリーダーのもとでの登校が始まりました。班長さん、副班長さんは赤色の帽子になりました。責任感からでしょうか、昨日までとは違って背筋がピン!と伸びて、いっそう頼もしさが増したような!班のまとめ役、安全な登校、元気なあいさつ、よろしくお願いします。

5年生がいない班は、4年生が班長さん・副班長さんへ。本当にご苦労!

今までは先頭を歩いていた6年生、今日からは白色帽子をかぶって最高尾へ。視線を前や周囲に向けて、新米の班長さん・副班長さんをはじめ後輩たちを最後尾からサポートする姿、やっぱり頼りがいがありますね。ありがとうございます!

いよいよ3月となりました。卒業・進級まであと何日?とカウントダウンが始まりましたね。今年度のまとめと新たな目標づくり、子どもたちと話し合って参りましょう!

4年生、京の杜プロジェクト・交流会編へのチャレンジ!

京都醍醐寺さまは「京の杜プロジェクト~桜がつなぐ架け橋~」として、東日本大震災後の平成24年から「太閤しだれ桜」のクローンである「太閤千代しだれ」の苗木をいわき市内の小学校に寄贈してくださっています。詳しくはこちら https://www.daigoji.or.jp/kyonomori/index.html をご覧ください。今年度はなんと本校が桜の苗木をいただけることになりました。苗木は現在、京都市の立命館小学校4年生の皆さんが大切に育ててくださっていて、間もなく本校に到着し、植樹する予定です。

そこで2月17日(金)、この京の杜プロジェクトの第1弾として、本校4年生は立命館小学校の4年生とオンラインで結び交流会を開催、自分たちの町や学校を紹介し合いました。本校が先!ということで、まずは「福島県の伝統工芸品や観光」をご紹介。トップバッターの彼は原稿なしで発表し、この交流会にかける意気込みを大いに示してくれました。一方、会津の工芸品「起き上がり小坊師」の紹介では、起き上がる様を実演!場の雰囲気を一気に和ませてくれました。

続いて地図を示しながら「いわき市」をご紹介。ここで本校のフラガールの登場!いわきを大いにPRしてくれました。そしてメヒカリにサンマ、美味しさをジェスチャーで表現したところがまた素晴らしい!

「長倉小学校の紹介」では、児童数の推移をグラフで示して学校の歴史を紹介し、子ども広場や特別教室などの普段活動する施設を丁寧に紹介しました。活気溢れる写真を織り交ぜながら、一日一日を大切にして頑張っている様子が伝わったのではないでしょうか。

 そして「4年1組の学級紹介!」へ。みんな大好きツナご飯!を始めとする給食メニュー。学級でアンケートをとって紹介するという緻密さが素晴らしい!また、学年縦割り活動の委員会、お楽しみやお笑い係などの係活動を説明。そして担任の先生のことまで立命館小学校の皆さんにしっかり紹介していました!ツナご飯と同じくらい担任の先生が大好きなのですね...。

 

それでは!ということで立命館小学校の皆さんの発表へ。京都の風土や文化、立命館小学校のことをわかりやすく紹介してくれました。「美味しそう!」「見たことある!」「京都弁かな?」「すんごい!」などなどつぶやいていましたね。立命館小学校の皆さんの素晴らしい発表に大きな拍手!

立命館小学校の皆さんの発表の中で、「太閤千代しだれ」の苗木をどのように育てているのかを分かりやすくご紹介いただきました。地球環境にかかわる取組をしていること、また東日本大震災の被災地に思いを寄せてくださっていること、しっかり受け止めて参ります。「苗木に込められた京都の皆さんの思いを大事にしていきましょうね!」という担任の先生の呼びかけに「はい!」としっかり返事をしていた子どもたちでございました。

先日もお伝えしましたが、この日の交流会に向けて、子どもたちは自分たちの力を総動員してプロジェクトを立ち上げ、自分たちの思いが伝わるようにシナリオやプレゼン作り、何度も試行錯誤を繰り返しながらチャレンジして参りました。前日のリハーサルよりも思い切りのよいパフォーマンス!本番に強いのかしら?そして、立命館小学校の皆さんのプレゼンを見て「原稿を読んでないところがすごかった!」「自分の言葉でしゃべっていた!」との感想。まさに双方向の学びが成立していたことがうかがえます。両校の子どもたち、そしてお膳立てをしてくださった醍醐寺の皆さんに感謝いたします!

そして、発表のライブ感を演出したい!ということで、教頭先生がカメラマンとなって子どもたちの発表を支えておりました。たった1台だけの絶妙なカメラ回し、お見事でした!

 

やまなし3組、たくあんプロジェクト大成功!

やまなし3組で進行していた"たくあんプロジェクト!"。発端は、2学期に畑に植えた大根、収穫してどんな料理で食べようかなと考えた時に、そうだ!たくあん作りに挑戦してみよう!と担任の先生がひらめいたことによるものでした。ということで、担任の先生による"たくあんプロジェクト記"をご紹介。

このプロジェクトを子どもたちに相談すると賛同してくれました。簡単に調理して食べてしまうより興味津々の様子。まずは収穫した大根を教室のベランダで干す作業(2~3週間)。大根にかわいい顔をお絵かきも。ベランダの大根を見る度にほっこりとした気分になりました。どんどん水分が抜け、皺ができ、縮んでいく様子を観察することができました。

続いて、いよいよ漬け込み作業へ。実は私も初めての体験。シンプルな作り方を調べてトライしてみることに!材料は糠、砂糖、塩、昆布、唐辛子。重さを計量、割合を計算、材料を混ぜ合わせたり樽の中につけ込んだりとみんなで力を合わせて真剣に取り組みました。

 

ピンチ!水が上がらない!たまに樽の中のたくあんの様子を覗いていましたが、なかなか水が出てきませんでした。大根を欲しすぎたからかな?大根の量が少ないからかな?重しは十分あるのに...と悩んだ末に調べてみると、塩水を入れる応急処置の方法を発見!子どもたちに説明して塩水作戦を決行!軽量カップや秤を使って5%の塩水を作り、樽に投入しました。子どもたちから「塩水を舐めてみたい!」との声が上がり、それではということで一滴舐めてみると「美味しい!」「しょっぱい!」「しょっぱくない!」などの感想が。みんなのたくあんに愛着が湧いてきたのかしら...。

そしていよいよ試食!美味しくできていたら授業参観日にお家の人にも食べてもらおうね!ということで、一番太いたくあんを切って、一口食べてみると「ポリポリポリ」といい音!そして「美味しい!」「ちょっと辛いな!」の声、みんな大満足!葉も細かく切って食べるとそれもまた美味しい!となって本当に嬉しそう!

迎えた授業参観当日。樽からたくあんを取り出し、丁寧に糠洗いをして、自分の家族に食べてもらうために一人ひとり包丁で切り分けて...。これも食べてもらいたい!と美味しかった葉も刻んでパックに詰めて準備完了!いざ授業参観でのたくあん試食会!嬉しそうに家族にたくあんパックを渡す子どもたち。家族が食べる様子をじっと見つめて...。家族から「美味しい!」と温かい言葉をもらったときの喜びようは...!

このプロジェクトを通して、主体的・対話的で深い学びを創出することができました。何より、嬉しい!凄い!大成功!といった体験を担任の先生や支援員の方々も一緒に味わえたことが素敵ですね!皆さんにとって一生忘れられない味!となったのではないでしょうか。たくあんプロジェクト大成功!