こんなことがありました

カテゴリ:今日の出来事

通知票「あゆみ」を配付しました!

10月に入りました。早いもので年度の折り返し。一日一日を大事に過ごして参りましょう。

さて今年度より本校では通知票を前期・後期と2回に分けて配付することといたしました。ということで、9月29日(金)、子どもたちを通じて配付しました。今回、生まれて初めて手にすることになった1年生、まずは担任の先生からのお話。「小学生になって半年間の記録です。大人の言葉で書いてあるところもあるので、お家の人に見せてよく話し合ってみてください。まずは、できるようになったね!がんばったね!というところを大事にしてね。そして、頑張りたい!というところもぜひ見つけてみましょう。明日からに生かしていくことが大事ですよ!」

やや緊張の面持ちで受け取る子どもたち。こんなにいいところを見つけることができたよ! 国語のお勉強よく頑張ったね! みんなのために活動してくれてありがとう! いつもにこにこ頑張っているね!先生の一言一言が素敵です。

席に戻ってから、今度は内容をじっくりと読んで、◯がたくさんあった!できましたってたくさん書いてあった!等々の感想をお話くださいました。難しい漢字だらけで...とか、見せませ~んとか、様々なリアクションもありましたが、内容をひとしきり読み終えると徐々に笑顔になっていって、頑張ってきた自分に自信が持てた様子でございました、よかった!

 「明日からも頑張るぞ!」ということで、人生初の通知票を手に全員で記念写真!

担任の先生方が時間をかけて作成する通知票。毎回読ませていただきますが、一人ひとりの個性を大事にして積極的なかかわりをしていることが伝わってきます。そしてそれらを限られた文字数で表現しているところ、身内ながら凄いなぁと思うのであります。ありがとうございます。本校の通知票の名前は「あゆみ」。これからも、子どもたちの健やかな成長に向けて、ご家庭や地域の皆様とともに一歩一歩を大事に歩んで参りましょう!

5年生チャレンジ、宿泊活動Episode3

野外炊飯でのEpisode。給食の時とはまた違った表情で、お前そんなに食う人だったの?とか、オレンジの皮を口に入れてアヒル顔をやれる人だったんだ!とか、完食できなくて悔しいです!という嘆きもありまして、お天気にも恵まれて楽しい時間を過ごすことができました。

で、ご馳走様でした!となり、間髪入れずに誰かが「よっしゃ、やりましょー!」と叫びまして、もの凄い勢いでお片づけタイムのスタートとなりました。現6年生が昨年の宿泊活動でこの炊飯場を利用してピッカピカにしてきたことを5年生は知っていたんですね。それを思い起こして、先輩に負けまい!とそれはそれは熱心に活動していきました。

煤やおこげで真っ黒になった鍋ややかんを徹底的に磨き上げ、かまどや水回り、調理台は御覧の通りでございます。しおりの中に合言葉が記されてありまして、「来たときよりも美しく!」までは昨年、今年はそれに「残していいのは感謝の気持ちだけ!」が加わっておりました。担任の先生のご指導とともに、それに乗っかった子どもたちもまたお見事でございました!

学校で行う宿泊活動を実施する意義を考えさせられました。実施して楽しい思い出を創ることができました!ということ以上に、子どもたちが何を目標にして...、いや本音を言えば、教員が子どもたちと、何を目標に、どんな成果をあげることで合意しているのか?が問われる活動だと思うのです。まさにプロセスが大事!その意味で、今年の宿泊活動は、昨年の宿泊活動を踏まえて、さらに高みを目指した活動を創出することが出来た!と言えます。 兎にも角にも「撤収の美しさ」、これは本校の伝統として日常の学校生活にも反映させて参りましょう!

5年生チャレンジ、宿泊活動Episode2

まずはお写真を!

1日目の午後、砂の芸術で訪れた四倉海岸。広い砂浜を歩き回っていた子どもたち、「先生、キュッキュッって音がするんですけど」と教えてくれました。どれどれ!と確かめてみると、あるところだけキュッキュッって心地よい音がしました。ずばり「鳴き砂」です!

たいてい砂浜の砂は粒が荒かったり、汚れていたりして音が鳴ることはありません。わたし小名浜出身で、また聞きしたことしか言えないのですが、汚れのない石英というキラキラした石が擦れ合って鳴く!と聞いたことがあります。全国でも豊間海岸がメジャーで、汚れのない海岸の象徴!砂時計の原料!という認識ですが、間違ってないでしょうか...。

そんなうんちくを子どもたちに話してみたのですが、砂紋の美しさや砂のさらさら感の方に気が向いてしまったご様子。きれー!手がすべすべになるぅ!なんて言いながら、鳴き砂を堪能していました。

広い四倉海岸でも10m×10m程度の範囲の鳴き砂エリア、なぜここだけ?まさに自然の摂理でございます。今はあんまり自覚できないかもしれないけれど、いずれ視野が広くなって、福島の海・いわきの海は美しいぞ!凄いんだぞ!大切にしていきたいぞ!という思いを抱いてくれたら嬉しですね!

5年生チャレンジ、宿泊活動Episode1

宿泊活動を支えていたのは、明らかに質の高い係活動でした。一人1役の係分担は定番ですが、本校の5年生は、自分の仕事に対して、やんねっかなんね~よな~という意識を乗り越えて、やった方がみんな得をするし自分も楽しい!という理解をもって活動していました。加えて素晴らしいのは、失敗を恐れずに自己決定で物事を進める姿。これは、チャレンジしようとしている仲間の心意気を尊重しようという学級風土がなければ成立しません。例えば、代表であいさつを述べるシーン。代表児童は予め原稿を準備していたのでしょうが、その時を迎えると、その時に抱いた思いを組み入れて頭の中で原稿を練り直し、改めて自分の意思を伝えようとしていました。よって、全員、心のこもった挨拶を述べていました。とても大事な言語活動です!

なので、挨拶を述べ始めるまでにはやや時間がかかります。ここで子どもたちは、誰一人として急がせようとも、茶化そうともしないのであります。じーっと待つのです。待つこと・待たせることが学級として認められているので、代表児童は安心して自分の言葉を紡ぎ直し、述べていました。改めて、表現するのに時間がかかることは悪いことではない!待つことの大切さを学ばせていただきました。’

続いてリーダーの報告・連絡・相談、通称「報連相」のお話。お互い時間厳守、安全・健康確認するための基本活動。それを理解しているので、先生に言われなくても都度実践していました。特に、相談事と称して、気になることはすぐに先生や仲間に質問したり、確認したりしていました。改めてリーダーの責任感の強さを感じることが出来ました、立派!

「食は大事!」ということを深く理解している子どもたち。なので、係活動の範疇を超えて、食べた所は率先して拭き掃除、「ごちそうさまでした!」を伝えなければと調理員さんを探し出して挨拶をしていました!「お家でもやってるよね!」には、「えへへ...。」とのことですけど、心の持ち様が素晴らしいですね!

就寝前のリーダー会議。一日の活動を振り返って、ここでも自分の言葉を紡いで成果と課題を率直に述べ合っていました。明日のことについて急遽時間の変更がありましたが、しっかりメモをして、部屋に戻って伝達していました。

係活動の基盤は、リーダーシップとフォロワーシップです。目標に向けて両者が心を一つにしないと成立しません。宿泊活動という特別な行事だから機能したのでしょうか?そうではありませんね。5年生は単学級。入学して以来、イツメンだからとマンネリ化せず、その時々で衝突し、折り合いをつけて、より高い生活力、集団の力を身に付けようと努めてきた成果がこうして特別な行事においても当たり前のように発揮されたのだと思います。ご家庭の温かい励まし、そして歴代の担任の先生のお力もあってのことです。素敵な育ちをしている自慢の5年生です!

 

5年生チャレンジ、宿泊活動2日目その2

午後は場所をいわき市アンモナイトセンターに移して、Act.5「化石発掘体験!」にチャレンジ。この地の地層が世界でも有数の化石発掘地であることを勉強し、ハンマーとタガネを手にしてコンコンコン!と。「あったー!」「ここにも!」と気付けば「化石だらけだ!」との声。白亜紀の示準化石であるイノセラムスが出るわ出るわで大騒ぎ!

その傍らで、アンモナイト一本に絞っています!と担任の先生は子どもたち以上に夢中になって...。結果は、子どもたちの勝ちでしたね。サメの歯ゲット!懇切丁寧に対応していただいた研究員の歌川先生やボランティアさん、面白いトークで悠久の世界にお導きくださりありがとうございました!

夕方近くになっての帰校。子どもたちは元気に「只今帰りました!」とあいさつ。保護者の皆様、先生方に温かくお出迎えいただきました。ありがとうございました。

本校で大切にしている「育てる4つの力」。それらをフルに発揮して、全日程を見事にやりきったテンション高めの5年生でございました。教頭先生のお言葉通り、「一回り大きくなったことでしょう。これからが大事ですね。しっかり振り返りを行って、明日につなげていきましょう!」。1泊2日、お疲れさまでした!