こんなことがありました

2022年11月の記事一覧

歯科保健指導を実施しました!

こちらの写真は何でしょう?

ずばり卵をお酢に浸けているところ。卵の殻から出ている泡は二酸化炭素。炭酸カルシウムでできている卵の殻はどんどん溶けていきます。そして3週間経ったら卵の殻はなくなってしまいました。

これは虫歯になっていく過程を再現したもの。プラーク(歯垢)の中で虫歯の原因菌が酸を発生させ、その酸が歯の中のカルシウムを溶かしていって虫歯となっていきます。これを予防するためにはやっぱり歯磨き!なんですね。これを見た3年生は、「やばい!」「溶けていくぅ~!」「えっ、溶けてなくなるの?」といった感想。

さて、歯科検診の結果から、本校は改善傾向にはありますが虫歯所有率が高い状況にあります。今年も学校歯科医の菅原勝人先生の協力をいただきながら全学級で歯科保健指導を実施してきました。
まずは養護教諭の講話。各学年毎にテーマを設定してお話ししました。
1年生:歯と食べ物
2年生:6歳の臼歯、歯の王様
3年生:どうしてむし歯になるの?
4年生:歯の生えかわり
5年生:小学生でもなるんだよ、歯周病
6年生:たくさんかんで元気なからだ
特別支援学級:正しいはみがき

その後、菅原先生より、現在使用中の歯ブラシチェックと順番磨きの具体的な歯磨きの仕方をご指南いただきました。菅原先生のお話に乗って、歯磨きをシミュレーション。磨き残しなし!

子どもたちには家庭でプラーク(歯垢)チェッカーをしてみようと呼びかけております。正しい歯磨きができているか、私たちも時々点検!ですね。長倉小の先輩である菅原先生、今日もどうもありがとうございました。

6年生、省エネ・省資源ノスゝメ

11月21日(月)、6年生は、ふくしまゼロカーボン宣言事業の一環として「ナッジワークショップ」を開催しました。ナッジとは、望ましい行動をとれるように人を後押しするアプローチのことだそう。講師に(株)オフィス・コラボの高尾先生、井澤先生、北原先生をお迎えしました。

活動目的と内容を聞いて、まずはじめに「ここで〇〇をしたら省エネ・省資源につながる」という視点で校舎内を探索へ。

教室に戻ってからは、「省エネ・省資源のために〇〇をしよう!」と呼びかけるためのポップ(小ポスター)を作成しました。中には辞書を持ち出して、漢字の確認を丁寧に行う姿も、立派!そしてラミネート加工を施して完成。

そのポップ、手分けして校舎内に設置して回りました。

これらの取組をすべて実行していったら、本校は省エネ・省資源に相当貢献するのではないでしょうか?!ちなみに校長室の出入口には...。違う意味でありがとうございます!

子どもたちの授業後の感想、「自分から進んで環境問題の解決に取り組めてよかった」「今まで気付かなかったことに気付けてよかった」「分かっている気がしてたけど、やっていないことに気付いた」「ポップを見て、やってくれたら嬉しい!」等々、地球環境問題は身近な問題だと改めて実感することができました。高尾先生からは「ぜひお家でもチャレンジしていきましょう!」とのお言葉。たった2時間でしたが内容の濃い授業を実施していただきました。ありがとうございました。

畳の上でのおはなし会、5年生編

11月22日(火)、図書館ボランティアの皆さんによる「おはなし会」、今回は5年生を対象に行われました。

1冊目は「ひさの星」。道徳科の資料として読んだことがあるようで子どもたちも敏感に反応。登場人物の中の、誰の立場で読むかによって、感じることが違ってきます。子どもたち、今回はどんな感想を持ったのでしょうか?岩崎ちひろさんの絵も素敵な一冊でした。

「じごくのそうべえ」は大型絵本で。たしか落語の作品が原作だったでしょうか。地獄に落ちた人間たちが幾多の困難を乗り越えて...。子どもたちは、大胆な構図の絵とコミカルでテンポよく進行するストーリーに心地よさを感じた様子。ボランティアさん4人が一体となって多くの登場人物?鬼?のやりとりを見事に表現してくださいました。関西弁って案外難しなぁなんて感想も。

続いて「みんな、この世で一番速いものって何だろう?」の質問が。子どもたちもあれこれと反応。「それでは...」ということで次の絵本「このよでいちばんはやいもの?」の世界へ。子どもたちの思考は、身近な動物からスタートし、魚や鳥、新幹線、やがて惑星へとどんどんどんどん広がっていきました。最後は、意外な展開を迎えて「そうきたか!」と納得! フローマン・ロバート原作で、コラムニストの天野祐吉さんが書き上げた作品とのこと。天野さんらしい読者へのメッセージ、子どもたちの心に届いたでしょうか?

本日最後は大型紙芝居「片寄平蔵物語」。1枚目の絵を見た瞬間、6年生が学習発表会で披露したスライド写真と同じ!と気づいた様子。9月にみろく沢炭鉱資料館や選炭場跡地にも行ってきたことも思い出して興味津々。改めて紙芝居を視聴して、常磐炭鉱や当時の社会の様子、平蔵さんの功績等々の理解を深めることができました。「やっぱりね、長倉小の子どもたちにはしっかりここで石炭を掘っていたという歴史を学んでいって欲しいわ」とは、読み手のボランティアさんの思い。

なお、この紙芝居、木枠にも注目、「絆」「広島・福島」の文字が。

これは東日本大震災の復興、特に心の復興を!と広島市のボランティア団体が私たちに心を寄せ、いわき市内の団体と協働作業によって作られたとのこと。「3.11」は5年生が生まれる直前の出来事ですね。今こうして本や絵本に親しむ時間が持てていること、とても幸せなことだと改めて感じた次第です。「読書は心のビタミン」本日もご馳走さまでした!

11月28日(月)、朝の生活

11月28日(月)、新しい一週間がスタートしました。子どもたちは朝から元気です!持久走大会は終わりましたが、校庭でランニングする姿が。その後の朝の活動、課題を提出したり、課題を教え合ったりする姿も。先生方はここで一人ひとりと言葉を交わし、頑張ったことやできたことを褒め、次のステップに進んでいけるように自信をつけさせています。朝の会では元気にあいさつ、立派ですね!

間もなく12月を迎えます。2学期にチャレンジしてきたことを振り返りましょう!今年の成長を喜び合いましょう!冬休みの目標と計画を立てましょう!新年を迎える準備を進めていきましょう!等々の声かけをしていく時期となりました。今週も個別懇談が続きます。手を取り合って子どもたちのチャレンジを引き続き応援して参りましょう!

自然の恵みを満喫!

さてさて特別支援学級で10月27日(木)に収穫したさつまいも、その後どうなったかというお話。熟成させた方が美味しくなるぞ!ということで大切に寝かせておりました。そしていよいよその時がやってきました!11月9日(水)にスイートポテトへと変身!まずは選抜選手によって不要な部分を切り落とし、炊飯器でふかす作業へ。包丁を手に、ここでいい?本当にいい?と質問しながらゆっくり丁寧に。

 約束の時間になって炊飯器の蓋を開けてみると、そこには大量のさつまいもがゴロゴロと。これだけも美味しそう!の声が...。もっと美味しくしましょうよ!

第一段階、皮取り作業。マイさつまいもを受け取り、当然手作業で。なかなかとれない!細かすぎる!とか言いながら夢中になる子どもたち。そりゃそうですね、美味しいスイートポテトが頭の中をぐるぐる巡っているのですから。

皮を取ったさつまいもはキッチンパックの中へ。そこに、牛乳、バター、砂糖を入れて、封をしてこねこねと!その手触り感が心地よさそう。どのくらい入れるの?どのくらいこねるの?との声。味付けはイメージしながらね!さつまいもの繊維をどのくらい残すか?それは自分が決めるんだよ!とのアドバイス。

そして出来上がったオリジナル・スイートポテト。やったー!いいんじゃない?美味しいに決まってる!ということでいざ実食!感想は表情が物語っていますね。わたしもおねだりしていただいた次第。素朴な味わい、妙に感動いたしました!マイ・スイートポテト大成功!

そしてそして畑の一角で目を楽しませてくれていたコキア。見ごろ終えて、今度はほうきへと変身。もふもふ感の心地よさ。子どもたち、早速使ってみると「なかなかいいんじゃない?」と満足そう!

本校の魅力である豊かな自然と子どもたちの心の見事なコラボ。買えば済むという現代社会ではありますが、こうした手作り感満載の取組は子どもたちの知的好奇心をくすぐりますね。子どもたちと一緒に楽しむ先生方の姿も素敵です!