豊間中日記

2021年3月の記事一覧

10年ぶりに戻った時計 3.31

震災前の豊間中校舎玄関付近にあった時計が戻ってきました。平成19年度(2007年4月~2008年3月)卒業生による卒業記念品の時計です。津波被害を乗り越え、13年の時を経た今も正確に動いています。震災の記憶を伝えていくアイテムの一つとして大事にしたいと思います。豊間地区の小泉さんから提供していただきました。

 

離任式 3.29

今年度末、先生1名が転出、用務員さんが退職になります。離任式は十分距離を取って、換気をしながら、体育館で行いました。箏曲部の顧問の先生が転出なので、箏曲部から思い出深い曲を演奏を披露しました。これまでありがとうございました。

修了式 3.23

令和2年度の締めくくりです。空は快晴、花壇もすっかり春らしくなってきました。修了式は1,2年生代表が修了証書を受け取りました。校長式辞の後、代表生徒による「1年間を振り返ってと次年度の抱負」の発表です。自分の成長を自覚するとともに、進級して何を目指したいのか立派に発表することができました。春休み中、事故・けが・病気などせずに過ごしてください。4月、元気な笑顔を待っています。

第74回卒業証書授与式 3.12

第74回卒業式、12名の3年生、箏曲部の琴の調べをBGMに、卒業証書を手にしました。先輩への感謝とエールの気持ちを込めた送辞、3年間の想いを込めた感動の答辞、巣立ちの歌とナレーション、全校での校歌と生徒たちは様々な思いを表現したと思います。卒業生たちのますますの活躍を心から祈っています。これまで支えていただきました、たくさんの方々に感謝申し上げます。 校長式辞.pdf  在校生送辞.pdf  卒業生答辞.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豊間中からのメッセージ

 いわき市で唯一、校舎全壊の被害を受けた豊間中でしたが、これまで多くの皆様の温かいご支援を受けて、新しい豊間中をつくって参りました。物心に渡りご支援をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。
 震災当時の豊間中の生徒の皆さん、教職員スタッフ、保護者並びに地域の皆様の、言葉には表せられないくらいのご苦労、また、その後の復興にご尽力された皆様の意志を引き継ぎ、中学生は何をすべきか、どのような力を身に付けることが必要なのか、考え、実践力を高めていきたいと思います。

 今日は、地元にある修徳院で行われた慰霊祭に3年生12名が出席しました。また、1、2年生は、黙祷の後感謝の気持ちを込めて校歌を大きな声で歌いました。
 以下に、代表生徒によるメッセージを掲載いたしました。

生徒1

 皆さん、震災後から今までたくさんのご支援ありがとうございました。皆さんからの温かい支援のおかげで、確かに復興の道を歩んでいます。また、10年という長い年月が経った今でも、この豊間のことを忘れず支援をして下さる人たちがいます。本当にいつもありがとうございます。

生徒2

 震災当時は避難所や慣れない他県で生活をし、怖くて眠れない日もありました。しかし、そんなときに私たちを支えてくれたのは、すぐそばで私たちを守ってくれた親や地域の方々、そして支援をしてくださった皆さんです。皆さんのおかげで今こうして毎日楽しく学校生活を送ることができています。

生徒3

 僕たちの豊間中学校は10年前に震災で校舎が流されてしまいましたが、今は新しい校舎と体育館で勉強も部活も一生懸命頑張っています。中学校の周りには新しい家が建ち、豊間の街も少しずつ活気づいてきました。もっと豊間がより良い街になっていくのがとても楽しみです。

生徒4

 あの日から10年が経った今、東日本大震災を経験した一員として私たちはこの経験を後世に伝えていかなければいけない義務があると思います。その義務を一生をかけて果たし、いつも支えてくださるすべての方々へ感謝の気持ちを忘れずにこれからの学校生活を送りたいと思います。ありがとうございました。