植田東中学校 Ueda Higashi J.H.S.
本日7日(金)の6校時に全校生と希望した保護者を対象に「情報モラル教室」を実施しました。昨今、スマホが中学生にも急速に普及していることによる様々なSNSのトラブルや危険性についていわき南警察署生活安全課少年警察指導員の長尾実里様とスクールサポーターの星様を講師に迎え、スクリーンの画像を交えて講話をしていただきました。
【講師の長尾さん(右)と星さん】
【校長の話では、次のようなことを生徒に話しました】
スマートフォン(smart phone)は、どういう意味ですか?近くの友達と話し合ってみてください。スマートとは「細い」という意味ではなく「賢い」という意味です。ですから「賢い電話」ということです。いわゆるインターネットに繋がって様々な情報を知ることができたり、最近ではAI搭載で個人登録していない電話番号も瞬時に相手先を割り出しデモ画面に表示することができる、まさに優れものです。
校長先生もスマホを様々な場面で利用しています。たとえば修学旅行や中体連そして普段の様子を写真に撮りホームページに掲載するのに利用しています。
また、英語でたとえば「天気予報」を思い出せなかった時に「天気予報 英語」と音声でつぶやけば「weathr forecast」と教えてくれます。「この近くでおいしいラーメン屋さん」とつぶやけば、いくつかお勧めのラーメン店を教えてくれます。
このようにスマホは利用方法を正しく理解し活用すればとても便利で効果的な機器ですが、一方で「違法行為をした人だけでなく、関わった人の人生を台無しにして壊してしまう危険性」も常に潜んでいることはしっかりと知るべきです。
また、長時間スマホばかりを見ていて「スマホ中毒」になっている人はいませんか?「オンラインゲーム」にハマって深夜遅くまで起きていて、基本的な生活習慣が乱れている人はいませんか?
今、頭も体も柔軟性のある中学生の皆さんには、様々なことを経験することが必要であり、大人になる上での肥やしになるはずです。職場体験学習で仕事の苦労や充実感を味わうこと、まもなく始まる中体連の大会でともに練習で頑張った友達と勝って喜び、負けて悔しさのあまり号泣することは、とても貴重な経験で皆さんの財産になります。
SNSで一番注意すべきことは、LINE、twitter、Facebookなど誰にでも見られる可能性があり、一度拡散するとその人の人生を壊してしまうかもしれないのです。実際に中学時代にSNSでトラブルになった人が就職する活動いわゆる就活で内定といって就職できる会社が決まりそうになった時に、会社側で内定を出す前にその生徒の過去を調べたところ、軽い気持ちで載せた動画配信でトラブルになったことが判明し、就職を取り消されたというケースがありました。ですから皆さんにはぜひ、今から紹介する講師の方の話をよく聴いて、これからに生かしてほしいと思います。【ここまでが生徒に話したことです】
【真剣に話を聴く全校生】
【スマホを所持している人やSNSをしている生徒が挙手をしています。半分以上ですね】
【ここからは、保護者の方へのお願いです】
スマホをお子さんに使わせたりオンラインゲームなどを許可しているのはまさに保護者です。お子さんの方がスマホやSNSについて詳しいかもしれませんが、「良い・悪い」の判断をお子さんが誤りそうになった時は、絶対に子ども任せにはしないでください。未成年者に何かトラブルがあった時に責任をとるのは言うまでもなく「保護者」です。
一昔前は「校内暴力」が大きな問題となっていました。今は殆ど校内暴力の問題はありません。現在、学校で一番問題になっているのは「SNSの問題」です。確かに「校内暴力」で荒廃した生徒を更生させることも大変なことでしたが、「見える」という点から深刻化しないうちに指導することができましたが、SNSの問題は「見えない」「潜在化している」問題であるから指導が難しくそして深刻化してから発覚するというところに大きな問題点があります。
この機会にスマートフォンやSNSなどの使い方に関して家族でのルールを決めて守らせることはとても重要です。家庭と学校が協力してお子さんをトラブルから身を守れるようにしていくこと、そして生徒自らがSNSの危険性を理解して「賢く利用」することを求めます。
【SNSの約束6か条のパンフレットです】
去る5月29日、「東京2020NIPPONフェスティバル 東北復興プログラム「しあわせ はこぶ旅 モッコが復興を歩む東北からTOKYOへ」のモッコデザイン発表記者会見に本校1年生の中田瑞歩さんが招待され仙台に行き参加してきました。
参加しての中田さんの感想(一部抜粋)
「私は、この取材に参加してたくさんのことを学びました。その中からぜひ報告したいことがあります。それは東北の現状、未来です。東北がかかえる問題があげられた中に「心の復興」がありました。巨大人形モッコが岩手から始まりTOKYOでゴールする旅で東北のみんなのメッセージが世界のたくさんの人に知ってもらえるのです。東北の思いが世界に伝わることをとても嬉しく感じました。このモッコの旅を通して東京2020オリンピックパラリンピックが東北の復興で盛り上がるように新聞やダンスで伝え広めたいと思います。」
中学1年生で「東北の復興を願い、その思いを世界に広めたい」と思う素晴らしい取り組みとグローバルな考えにとても驚いているとともに立派な考えであると感心させられました。ぜひともこれからも活動を続けてほしいと思います。
【中田瑞歩さんの発表記者会見に参加した報告新聞です】
また、東中の生徒の中にも様々な活動(ボランティア、東隊など)で頑張っている人も多くいます。ぜひ様々な活動に取り組み、学力の三要素の一つ「主体性・多様性・協働性」を育んでほしいと思います。
※ 知識・技能を習得し、思考力・判断力・表現力を高め、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(いわゆる、主体性、多様性、協働性を養うことが「本当の意味での学力」です。
植田東中の生徒達には、ぜひともこの「三要素の力」を身につけてほしいと思います。
【文部科学省「学力の三要素」】
本日6日(木)、昼休みに校舎の保健室前に畝を作り、命のアサガオの種まきを実施しました。
先日の3日(月)に1年生は「いのちの教育(命の尊さ)の講話(ホームページに掲載済)」を聴きましたが、この続編での活動です。
「命のアサガオ?って何だろう?」と思っている方のために説明します。
「命のアサガオ」は平成5年に当時小学1年生だった丹後光祐君が白血病のために亡くなった時に、小学校で大切に育てられていたアサガオの種を全国の学校に配り、花を咲かせる取り組みです。本校でもこの活動を行っています。
【種まきの畝(うね)を作っています】
【1年生が協力して、種を蒔きました】
【全員で種を蒔き終わり達成感を味わいました。今後、水やりを行い、立派に成長させましょう!】
本日6日(木)、いわき教育事務所長の学校訪問があり、林所長と塚本次長が本校生の授業の様子を参観しました。
授業を参観しての感想として、例えば英語の授業の言語活動など授業に積極的に参加している様子がうかがえたとお褒めの言葉をいただきました。
また、これからの「開かれた学校」づくりに、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用以外にも地域の方々の協力も積極的に取り入れていくことが「チーム植田東」になるというお話をいただきました。生徒の心身の健やかな成長のために、学校での様々な出来事をホームページで情報提供していくとともに、家庭や地域の方々のご理解とご協力をこれからも求めていきたいと思います。
所長さんが授業参観で廻られた順に写真を掲載します。
【3-1「英語」Unit2 From the other side of the earth】
【しおさい「社会」世界と比べた日本の地域的特色】
【1-1「数学」正負の数】
【1-2「技術」材料加工に関する技術 製図】
【2-3「理科」化学変化と原子・分子】
【2-2「国語」多様な視点から 生物が記録する化学ーバイオロギングの可能性】
【2-1「英語」Unit2 A trip to the U.K.】
【3-2「保体」陸上競技 ハードル】
本日6日(木)、眩しい日光が差し込み、暑い一日になることが予想されます。熱中症にならないように生徒たちには水分補給をこまめにとるように指示したいと思います。
さて、一昨日のお知らせで「1学期の期末考査の日程変更」について配布いたしましたが、再度お知らせいたします。今年度はゴールデンウイークで10連休があり、来週からは市中体連の総合大会が13日(木)~17日(月)まで予定されています。また本日のニュースでは明日あたりから梅雨入りが予報されており、中体連が18日以降に順延になる可能性もあります。
そこで、期末テスト前の試験範囲の十分な確保のために、当初予定されていた期末テスト(6月19、20日)を6月24日(月)、25日(火)に変更し、生徒の試験勉強時間の確保に努めたいと思いますのでご理解のほど、よろしくお願いいたします。
なお、期末テスト前の学習時間の確保のため、6月21日(金)~24日(月)までは、部活動は中止になります。
【4日にお知らせで配布した「第1学期期末考査の日程変更について】
本日3日(月)の5校時に「いのちの教育」の授業として「命の尊さ」の講演会を1年生を対象に音楽室で行いました。
講師には、福島県骨髄バンク推進連絡協議会の志賀としえ様をお招きして、白血病との闘病の日々や家族の絆などを中心に生徒達に切々と話していただきました。
【志賀さんは、命の大切さについて体験を通して生徒に訴えていました】
白血病という病との戦いで、抗がん剤治療や骨髄移植などの治療に負けまいと「笑うこと」「ポジティブに考えること」を続けた結果、ナチュラルキラー細胞が増え、免疫力を高めることができたこと、また家族や骨髄提供者などの第三者の善意によって生かされた命を精一杯生きることの大切さについて話していただきました。
1年生の生徒の皆さんが講師の方の話を真剣に聴いていたのがとても立派だったと思います。
【生徒達は、真剣に志賀さんの話を聴いて「命」について深く考えていました】
お礼の言葉では、代表の鈴木こころさんが立派な感想と決意を述べていました。その中から一部抜粋です。
「今日のお話の中でたくさんの人に支えられ生きていること、他人の命も大切にすること、生かされた命を大切にすることなどを学ぶことができました。これからは私達の生活を支えてくれている家族、地域の方々など身近な人への感謝そして命の重みを多くの人に伝えていきたいと思いました。今日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。」
志賀さんが大好きな「笑う門には福来たる」という本当の意味がわかったような気がします。私達は健康であることが当たり前のようにいつも感じていますが、今日の話を聴いて「一度の人生を精一杯生きることの大切さ」をあらためて感じ取ったことと思います。
明後日の学級活動で、がんで亡くなった小学生の「いのちのあさがお」のDVDを見て、翌6日の昼休みにいのちのあさがおの種まきをします。一人ひとりが生きることの意味をより深く知る良い機会になると思います。
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