こんなことがありました。

2019年6月の記事一覧

試験 期末テスト初日!(1年編)

 本日24日(月)、第1学期期末テスト初日が行われ、生徒達は授業や家庭学習の成果を発揮しようと必死に問題に取り組んでいました。1年生にとっては、5教科の中間テストと異なる8教科のテストに初挑戦ということで、教科の勉強量のバランスを上手に取ることがカギとなります。

 市中体連での「体(スポーツ)」に続き、今度は期末テストでの「知(学業)」で自分の力を存分に発揮してほしいと思います。市中体連で上位入賞者の表彰を行いますが、学力でも「校長賞」「成績優秀部門」「成績向上部門」の受賞を目指して自分を奮い立たせて取り組んでくれるものと楽しみにしています。なお、表彰は7月10日(火)に体育館で実施します。

 初日の1年生のテストは、英語、音楽、理科、技家です。

【英語の問題に挑戦する1年生】

(1年生の英語は主にbe動詞の使い方などについての問題が多く出題されました。be動詞とこれから習う一般動詞の区別をしっかりつけることがとても大切です】

【1組】

【2組】

【英語問題の抜粋:表現力や思考力を試す問題。高校入試や大学入試でも今問われる能力です】

 

試験 期末テスト初日!(2年編)

 2年生の初日は、技家、社会、理科、国語のテストが行われました。2年生になると学習内容が1年生より難しくなるだけでなく覚える量も増え、入試にも多く出題されます。英語に関して分析すると、2年生の内容から6割~7割程度出題されると言っても過言ではありません。逆に言うと2年生終了時の実力があれば、多くの問題に対処できることになります。

 2年生の授業や家庭学習をしっかり行い、「できなかった問題」「わからない学習内容」を自分で分析したり先生や友達に質問したりすることで弱点を克服することがとても重要になってきます。

 「校長賞」「成績優秀部門」「成績向上部門」とも10名ずつの受賞となります。人によっては、両方の受賞も可能になりますので、ぜひ頑張ってほしいと思います。

【1組】

 

【2組】

 

【3組】

 

【しおさい:漢字コンテストでは合格率100%で受賞】

<社会「地理」の資料の読み取り問題>

 一昔前の社会の問題というと「暗記」というイメージがあると思います。しかし今の主流は「資料の読み取り」「キーワードを使っての説明」など暗記だけでは太刀打ちできない問題が数多く出題されます。県立高校だけでなく、福島高専の社会などは殆どが資料の読み取りを重視した問題です。

【今年度の県立高校入試問題の「キーワードを使っての問題」です】

【地理】

【歴史】

【公民】

 

【今日、生徒が受けた社会の問題です。さあ皆さん、解くことができますか?】

 

 

試験 期末テスト初日!(3年編)

 3年生の初日は、社会、技術、理科、音楽です。

 「校長賞」の「成績優秀部門」は成績優秀者の上位10名ですが、「成績向上部門」は前回の中間テストと比べて順位が上がった上位10人です。よってこの2つの部門において生徒全員が表彰対象になりますので頑張ってほしいと思います。

 さて受験生になるとどうしても主要5教科のみを学習しがちですが、技能教科をおろそかにしてはいけません。

 特に来年度の県立高校の入試では5教科の学力検査を全員が受験しますが、他に調査書において技能教科の評定に重み付けがなされる学校も多くあります。例えば主要教科の国語の評定が4であれば4ですが、技能教科の音楽の評定4は、4以上に重み付けされて計算されるということです。 

 大切なことは、技能教科は授業で学習したことを授業の中でしっかりと押さえテスト前に復習程度で十分です。

【1組】

【2組】

 今日のテスト問題で3時間目の技術と4校時目の理科について写真とコメントを載せました。

 技術は、幅広い多くの分野に分かれています。木材加工、栽培、エネルギーそして情報に関するなど多岐にわたりますが、今回の問題「情報」では、キーボードなどのパソコンや小学校教育で導入されるプログラミングなど、これからの社会で特に必要になってくる「情報」の知識をしっかりと学ぶ必要があります。

【技術の「情報」の問題】

 また、理科の試験は一昔前は、第一分野とか第二分野と言っていましたが。今は第一分野は「化学変化とイオン」「運動とエネルギー」そして第二分野「生物」「天体」になります。なので生徒に「第一分野は得意かい?」と聞いても生徒はぽかんとするだけですね。

 今回の問題は「水溶液、電流、化学反応式、イオン」などです。文系の私にとってはとても苦手な分野で目をそらしたくなりますが、生徒も同じ心境だと思います。ですから苦手な教科や分野にどうやって対峙するかが大切と感じます。(苦手教科を持つ生徒へのアドバイスは次のホームページに掲載します)

【理科の問題】

 

鉛筆 同じ目線で考える!(苦手教科編)

 苦手教科を克服することは生徒にとってとても苦痛なことです。だからどうしても得意な教科ばかり勉強してしまう傾向にあります。でも例えば社会はいつも90点くらい取って、数学は大の苦手でいつも50点くらいしか取れないと仮定します。

 生徒は得意教科の社会には時間をかけて取り組むが、苦手な教科の数学はそうはいきません。あまり勉強しないのではないでしょうか。考えれば自然なことかもしれません。

 しかし、例えば総合点を上げようとした場合、時間をかけて取り組んだ社会を90点から95点にするのは至難の業です。苦手な数学を50点から55点にする方が十分可能です。苦手教科を得意教科にすることは困難ですが、少しでも苦手意識がなくなるようにする工夫がほしいものです。

 一つの方法として、苦手教科はなるべく短時間で実施し回数を多くして取り組むことです。例えば20分程度で週に4回程度。また苦手な教科は「わからないところがわからない」という生徒が多くいます。このような時は先生や友達に勇気を出して質問することです。

 では、私たち大人は苦手な生徒にどうアドバイスをしていけばよいのでしょうか? 

 たとえば、英語が苦手で「何が何だかわからない」「何から手をつけていいかわからない」という生徒の気持ちをわかりますか? 英語が得意な人には苦手とする生徒の気持ちがわからないと思います。「とにかくやるっきゃないんだ」とか「好きになればいいんだ」とか、まるで嫌いなピーマンを食べれない「食わず嫌い」みたいに扱っていませんか?

 ではどうすれば、英語がわからない生徒の気持ちがわかるかですが・・・例えば、アラビア語に精通している人は殆どいません。そう、英語が苦手な生徒は私たちがアラビア語を全く知らないことと同じと捉えることで解決の手がかりが見つかるかもしれません。例えば、アラビア語を理解するために「単語の読み方や意味を知る」次に「アラビア語の文の構造(ストラクチャー)を理解する」「アラビア語を聞く機会を探す」など。そしてちょっとでもアラビア語がわかれば興味が出てきます。

 苦手な教科を持つ生徒に「なんでわからないの?簡単だよ」と言っても始まりません。大切なことは同じ目線に立って同じように考えてあげることが大切と思います。ぜひ、ご家庭でも同じ目線で考え励ましてあげてください。

 

 

蛇足ですが、【アラビア語豆知識】

・世界21か国の母国語で英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語とアラビア語は国連の世界6カ国の公用語の一つ

・日本語や英語と異なり、右から左に書く

・日本語は50のひらがな、カタカナと漢字。英語は26文字のアルファベットですが、アラビア語は28文字

・英語は単語の読み方が複雑。例)good(グッド),food(フード) knife(ナイフ)kは読まないなど、単語ごとに覚えなければならないが、アラビア語はひらがなと同じく文字をそのまま発音するので初めて見た単語も読める

 

【見たことはありますが、どう読むかわからないアラビア語】

※ 英語が苦手な生徒にとっては、こんな感じなのかもしれませんね~