入遠野 中学校
令和6年4月1日、遠野地区の学校再編により、上遠野中学校、入遠野中学校が1つになり、「いわき市立遠野中学校」となりました。
遠野中学校のHPへは、こちらからどうぞ。
令和6年4月1日、遠野地区の学校再編により、上遠野中学校、入遠野中学校が1つになり、「いわき市立遠野中学校」となりました。
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29日(金)、先週の楮刈りに続き、紙すき体験活動を行いました。今回も1・2年生が縦割り班となり、上級生が下級生に教えながら進めていきます。
まず始めに、地域おこし協力隊の平山さんから、楮から和紙ができるまでのお話や紙すき作業について説明がありました。
左から順に、加工によって楮から繊維を取り出すまでの様子を表しています。皮をむいた白い茎は材料に使いません。
早速班ごとに分かれて、和紙に入れる飾りを作ります。型で切り抜いたものを並べて、オリジナルの模様を作っていきます。
木枠で和紙の原料をすくい、そこに飾りを入れていきます。ピンセットを使い完成の模様を思い描きながら慎重に作業を進めます。
一度濡らすと飾りがまるまってしまうものもあり、慎重に、手早く進めます。
漉き上がった紙は水分をとり、ガラスに貼り付けていきます。模様や和紙の繊維が透けて見えます。
ガラスに貼り付けた和紙と、青空のコントラストがとてもきれいです。1人1枚ずつ制作しましたが、どれ一つとして同じ作品はありません。紙すきは毎年恒例の行事ですが、単に2年生から1年生に技術が引き継がれるだけでなく、地域の伝統を大切にする気持ちも同時に引き継がれている、奥の深い行事だと感じます。そして今年の1年生が2年生になり、後輩に教える頃には、また感じ方も違っていることでしょう。
地域おこし協力隊の皆様、遠野支所の皆様、準備からご指導までありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
「これから、朝会を始めます。」
25日(月)の朝、校内放送が流れました。
今日は、各教室をリモートでつなぎ、朝会(全校集会)を行いました。リモートでの授業や集会は全国各地で行われていますが、機器の問題等があり、まだ満足のいく品質とは言えないのが現状です(GIGAスクール構想により、現在本校は増強工事を急ピッチで行っています。)。
そこで、若い先生方が中心となり、リモート朝会を実現させました! 今回、映像はタブレットPCとwifiで、音声は校内放送を使って配信します。
進行は、放送室から行いました。webカメラを使って、各教室に映像をリアルタイムで配信しています。
号令に合わせて、各教室では挨拶をします。生徒たちは昨年の経験もあり、すぐに慣れました。
放送室が密にならないよう、出番を待つ生徒は廊下で待機しました。今回の朝会では、生徒表彰も行いました。
校長先生もリモートで講話。今回は、校長先生から一人一人を見渡せないのが難点でした。でも、生徒たちはしっかりと校長先生を見て話を聞いていました。マスクを外すと顔の表情がよく見え、話が伝わりやすくなります。
生徒会をはじめ、みんなの協力でスムーズに朝会を進めることができました。
今回の朝会は、今ある環境でできる、新しい一歩でした。これからも様々な工夫と、先生・生徒みんなの力で、新しい生活スタイル、充実した学校生活を創造していきます。
1月22日(金)、毎年恒例の楮(こうぞ)刈りを行いました。
楮は、遠野和紙の原料となる木です。本校の卒業式では、この遠野和紙を使った卒業証書を卒業生に手渡しています。
今回は刈り取りのみを行います。学校周辺に植えられた楮の木を1、2年生で刈り取りました。
遠野オートキャンプ場の皆様から道具をお借りして、楮を根元から切り取っていきます。
道具のおかげで、軽い力で刈り取れます。太い楮はのこぎりで刈り取りました。
刈り取った楮はかなりの量ですが、みんなで手分けして運びます。
長い楮もあり、運ぶのが大変です。パワフルですね!
同じ長さのものをそろえてロープで縛っていきます。軍手をしてると難しいです。
昨年と同じぐらい、収穫することができました。今年は加工の都合上、全て切りそろえはせずに束にまとめました。
生徒感想より
◇楮の幹が太いと全然切れず、意外と力がいることがわかった。 ◇この後、楮がどのように紙になっていくのか興味がわいた。 ◇先輩の動きを見ながら、楮刈りを学ぶことができた。 ◇講師の方々は足場が悪くても手際よく作業をしていてすごいと思った。 ◇紙すき体験までに遠野和紙について調べて伝統を守っていきたい。 ◇みんなで話しをしながら協力できて楽しかった。 ◇コロナなのに講師の先生が来てくれて嬉しかった。 ◇足を引っ張らないか不安だったが教えていただいたおかげで思ったよりできた。 ◇遠野和紙には長い歴史があるので様々な人に伝えたい。 ◇人まかせにせずやることができた。 ◇来年は後輩に教えたい。 ◇口より手を動かしてみんなの迷惑にならないようにしたい。◇刈り取った楮が誰かの使う和紙になると思うと、日本の技術はすごいと感じる。 ◇入遠野にしかない貴重な体験ができて、勉強になった。
講師をしていただいた遠野オートキャンプ場の皆様、地域おこし協力隊の皆様には、事前に下草刈りなどの準備をしていただきました。準備から当日のご指導まで、ありがとうございました。講師の皆様には、次回、紙すきでもお世話になります。
放課後の体育館では、野球部と卓球部が練習していました。
両部ともに訪問した先生に挨拶をしますが、「こんにちはー!」という大きな声はなく、部長の号令に合わせて一斉に会釈だけです。どこか寂しい感じもしますが、これも感染症対策の一環です。
野球部は、筋力トレーニングを行いました。足がぷるぷる震えても、部長がカウントする間、じっと耐えていました。体幹はすべての動きに関係します。ボールを扱うだけでなく地道なトレーニングでしっかりと力をつけましょう!
卓球部は、黙々とラリーの練習をしていました。2年生はきついコースを突いてくるようになり、迫力が出てきました。夕方になると体育館も冷え込んできますが、そんなことも気にせず、部員たちは一生懸命練習に励んでいました。
7日(木)、陸上自衛隊高等工科学校へ進学した先輩が、母校訪問で入遠野中学校に来校しました。まだ1年も経っていないのですが、表情は凜々しく、学校生活や自衛隊のことを嬉しそうに、はきはきと話してくれました。宿舎での生活や授業は厳しいとのことですが、とても充実しているそうです。将来は福島に戻り、人の役に立ちたいと夢も語ってくれました。これからまだまだ苦しいこともあると思いますが、自分の夢を胸に、立派な自衛官になってほしいと思います。
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