出来事
「生命誕生のすばらしさ」を学びました
前回紹介した1年生「思春期講座」の感想を紹介します。(ニュアンスを生かすため、ほぼ原文のままであることを申し添えます。)
1 生命誕生のすばらしさ、命の大切さについて
〇 妊婦体験と赤ちゃん抱っこの体験はとてもためになりました。
〇 僕は、自分がどれだけ大変な思いで、どれだけの確率で生まれたのかが分かりました。3億分の1で生まれてきたので、元気よく生きたいです。
〇 僕が生まれたのは奇跡で、みんなにとって大切な存在ということも分かりました。僕はこれから自分の命を大切にして、自分の親に楽させたり、感謝したりしたいと思いました。
2 親への感謝
〇 私は子どもを何人も産んだ母親を尊敬します。つらい陣痛を耐えて健康のまま産んでくれたので、本当に感謝しています。今日学んだことを将来に生かしたいと思います。
〇 自分が思った以上に妊婦さんが大変ということが詳しく分かりました。座るにも立つにもどこかしらが絶対痛くなるし大変だなと思いました。
〇 今は親孝行することしかできないのでがんばります。
〇 今回の学習で、(妊娠から出産や子育てで)お母さんやお父さんがこんなに大変なことをしていたんだなと思いました。
3 周囲で支える人への感謝
〇 助産師は赤ちゃんを産むのを手伝うだけでなく、赤ちゃんのお風呂の入れ方を教えていたことが分かりました。本当にありがとうございました。
〇 自分が産まれてくれるときには、いろいろな人の大変さ(苦労、努力、喜び)があるんだなと思いました。
4 その他
〇 妊婦さんはおなかが大きくなることで、普段できていることができなくなってしまうのを聞きました。もし、電車やバスで見かけたら、席を譲ってあげたり、助けてあげようと思いました。
〇 もしも結婚し子どもができたら、ちゃんと女の人の気持ちを分かるようにしたいです。
〇 今まで赤ちゃんとの関わりがなく、知らないことばかりだったので、もう少し赤ちゃんについて知ろうと思いました。
このように、「生命」について考えたり、体感したりすることが、いかに生徒たち1人1人の成長にとって大切であるか、私たち教員も、改めて見つめ直すよい機会となりました。また、1年生の1人1人がすばらしい感性、豊かな心をもっていることもわかります。
スペアのきかないたった一つの命
親、子、孫へとつながる命
誰かと支え合う命
輝く命
そして、未来の自分の生き方へ
様々なことを考えることができた時間でした。
寒さに負けず、がんばりました
12月末から寒さが厳しくなり、1月12日(火)には初積雪が見られました。あちこちで交通渋滞が起きていました。しかし、本校生徒は雪で登校が遅れることなく、平常通り、授業を行うことができました。
13日(水)には1・2年生が実力テスト。2学期、そして冬休みの学習の成果を試していました。
【テストに向かう2年生】
1月15日(金)には、1年生を対象に思春期講座。いわき市民講座を活用し、いわき市医療センターから助産師さんを講師に招いて「生命誕生のすばらしさ」について講義、演習を行いました。
最初は表情の固かった生徒たちも、スライドの赤ちゃんや母親の笑顔を見て行くうちに表情がやわらいでいきました。そして、演習で、赤ちゃん人形(約3,000グラム)を恐る恐る抱っこして、「重い!」、妊産婦体験では「重くて動きづらい!」など、男女ともに驚きの声をあげていました。
【赤ちゃん人形を抱っこする生徒】
これらの活動を通して、母親が大変な思いをして産んでくれたことや親としての喜び、生命の重さ、尊さを感じていたようでした。
第3学期が始まりました
1月7日(木)、始業式を行い、例年より1日早く3学期が始まりました。冬休みの間、生徒に大きな事故等がなく、全員が新しい年、新しい学期を迎えることができました。この間の保護者の皆様のご協力に感謝いたします。3学期もよろしくお願いします。
始業式の校長式辞でおもに次のことを話しました。
1 3学期は学年のまとめであること。学習のまとめ、規則正しい生活や体力、気力を身に付けること。これは感染症対策にもつながります。
2 次のステップ(進級、進学)へ向けての準備・実行のとき。各学年に応じて目標をもって生活していくこと。3年生は進路実現に向けてOne Team(ワンチーム)で。2年生は中堅学年から最上級生になる準備(3年生の頑張りを引き継ぐ)。1年生は先輩として新1年生の模範になれるように。
3 スポーツから人間の生き方について学ぶことは多い。開催が不透明な中でひたむきに頑張るオリンピッ ク・パラリンピック選手。箱根駅伝での最終走者の大逆転優勝。その駅伝で逆転されたけれども最後まで頑張った選手を温かく迎え入れるチームメイト(努力を認め合い、安心できるチームのすばらしさ)。
皆さんも、より良く成長できる飛躍の年になるようにチャレンジしていきましょう。
式の後、各学年代表生徒から冬休みの反省や3学期の抱負が発表されました。
1年生
1年生全体としては、時間の使い方をしっかりすること、休み時間など落ち着いた生活をしていくことを目標としたいです。そして、2年生に進級することを自覚して、自ら考え、行動できるようになりたいです。
2年生
冬休みはどこにも出かけず過ごしたことで、家の手伝いなどはこれまでよりもよくできました。一方、少しだらだらとしてしまった面があります。3学期は規則正しく生活し、勉強面でも苦手教科に向き合っていきたいです。
3年生
中学校生活最後の学期です。これまで協力し支え合ってきた仲間との生活も最後になるので、残された3ヶ月をしっかり生活したいです。
まず、受験の壁に全員で立ち向かっていきます。体調管理に気をつけ、全員が志望校に合格できるように頑張ります。また、同学年はもちろん後輩とも良い思い出が残るように充実した生活をしていきたいです。
どの学年からも、現状を振り返り、この先を見通した立派な抱負が述べられました。
2学期が無事終了しました
本日で86日間の第2学期が終了しました。保護者の皆様、地域の皆様には、感染症対策をしながらの学校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、大きな事故なく、充実した2学期となりました。
明日から、冬季休業に入ります。学校で学習や生活について事前指導をして参りました。ご家庭でも冬休みを規則正しく安全に生活できますよう、ご協力をお願い致します。そして、令和3年もよろしくお願い致します。
終業式のあと、各学年代表生徒から2学期の反省と冬休み・3学期へ向けて抱負が発表されました。おもな内容は次の通りです。
1年生「仲が良く思いやりのあるクラス。3学期は休み時間など生活のけじめをつけたい。」
2年生「部活動に力を入れたのは良いが、学習との両立ができなかった。授業やテスト勉強にも集中したい」
3年生「受験生としての意識が皆高まってきた。時間への意識をもつようになり、時間に気を配るようになった。冬休みは夢を実現するための大切な時間と考えて、しっかり過ごしたい。」
【代表生徒の発表を集中して聞く生徒たち】
【生徒会役員から冬休みの生活について発表です】
その後、生徒会役員から冬休みの過ごし方について発表がありました。また、生徒指導主事から生活全般について、保健主事から冬休みと3学期の新型コロナウィルス感染症対策について具体的に指導しました。
AED講習会を開きました
12月18日(金)、2年生と教職員を対象にAED講習会を行いました。講師の先生を福島ACLS協会からお招きしました。今回は感染症対策のため講師はお一人でしたが、わかりやすい講義と演習でした。初めて講習を受けた生徒がほとんどでしたが、大変上手でした。もう少し大きな声が出せればさらに良いと思います。
講師の先生からは、「自分の身を守りつつ大切な人を助けられるようになってほしい。」「知識も実技も大切だけど、一番大切なのは『ちょっとした勇気』です。どんな意味か考えてほしい」とのメッセージをいただきました。
【1年生が作成したビーズアート】
某アニメの主人公のように、本校生徒は優しさと強さを兼ね備えています。来年も、その資質・能力を高めて参ります。ご協力のほど、よろしくお願い致します。
「本物の力強さ」職業講話ワークショップから
11月25日(水)の職業講話ワークショップの生徒の感想の紹介です。今回は最終回1年生です。
地元に貢献したり、人の役に立って感謝されたりして、仕事のやりがいを見つけることが大切なのがわかりました。自分の将来の夢はまだ決まっていないので、何か貢献したり、人の役に立ってやりがいを見つけられるような職業につきたいと思いました。
今やっている勉強は社会の基礎ということがわかりました。勉強もしっかり行おうと思いました。
幼稚園の先生はピアノができるイメージがあり、できないと入りづらいのかと思っていましたが、あまりそのようなことはなく、上手な先生に弾いてもらったりすればいいとのことで、びっくりしました。
医療創生大の話では、近年の世の中はAI(ロボット、機械)のものが増えてきていますが、医療では人の頭がいる(要る)ということでした。
話を聞いてためになったことは、いわき市のために誇りをもって働くことです。この地域で、自然や文化、色々な事の大切さを知り、今を生きているので、将来大人になったら、いわき市や福島県に関わる職業(の人)になりたいと思いました。
人のために働くのはとてもカッコよくていいなと思いました。人をもてなすにはいろいろな気づかいが必要で、一つ一つ丁寧にこだわりを持っていかないといけないことが分かりました。
一つのモノを作るには高度な技術が必要で、とても大変ということが分かりました。一つのことに責任を持ち、お客さんにできるだけ危険なことや不快にさせないようにとても努力していることが分かりました。僕は全部の会社の人の話を聞きたかったのですが、3つの会社の人の話を聞いて、このことはしっかり胸に刻んで、つらい時はこのことを思い出し将来に生かしたいと思います。
【薬剤師さんが持参した薬品に見入る生徒たち】
最後に、ピカッと光る、生徒の気づきの一言を紹介します。
介護施設では、介護される人の気持ちを考えて介護をしていると話していました。「ありがとう」と言われた時や、元気になったり、できるようになったりした時にやりがいを感じると聞きました。
薬剤師は、国家資格を取らなければならないこと、今でも勉強を続けていることを初めて知りました。
勉強と職業のつながりを意識しようと講師の先生が話していました。「この勉強は何とつながっている」「~に似ているから役立つと思う」と結びつけて考えようと思いました。
将来の夢をかなえるには常に自分が努力することが大事で、最初から夢をあきらめてはいけない。
「今の自分が大切」というお言葉をたくさんいただきました。今の自分が「未来」の自分の人生を大きく左右することを学んで、今やっていることをやり切り、後悔しないよう努力しようと思います。
今、コロナ禍の中で頑張っている大人の人たちを見て、すごいなと思いました。
生徒1人1人が主体的に学んでいる様子が分かります。ご協力いただいた事業所の皆様。誠にありがとうございました。
「実社会の先生」から学ぶ 職業講話ワークショップから2
11月25日に開かれた職業講話ワークショップ。生徒の感想を引き続き紹介します。前回は3年生。今回は職場体験を経験した2年生です。
〇僕ははっきりした夢はなく、将来どんな風になりたいかがあまり考えられませんでした。だから、今回の職業講話でいろいろな人の話を聞けたので、自分の未来を少しイメージすることができました。
〇自分は、何のために勉強しているんだろう?と感じることがたくさんありました。そんな時、講師の方が「知識、智恵を高めるために勉強しているんだよ」と言われ、改めてなぜ勉強しているかがわかりました。
〇今勉強をして知識を増やせば増やすだけ、将来に選べる選択肢も増える、と言う話が頭を離れません。
〇講師の方の話を聞き、「自分が働いていて毎日大変でも楽しむこと」というのがすごく心に響きました。
〇コンビニは「エッセンシャルワーカー」という人が生活していく上で必要なものだと始めに教わりました。
〇湯本の三つの宝物を教わりました。温泉、石炭、フラだそうです。湯本のいいところを改めて再発見できたのではないか、と思いました。
〇「仕事は楽しいことだけじゃない」という一言が心に残りました。
〇「何事にもチャレンジする」って事を学びました。
〇「相手に思いやりをもってやることが大事だ」という事を学び、将来の自分に生かそうと思います。
〇お客様との距離が近いからこそ、お客様からあまり見えない仕事だからこそ、など、一つ一つの職業にそれぞれ大事なこと、共通する大事なことを知りました。
〇地域の会社が、今宇宙を飛んでいる「はやぶさ2」のバッテリーを作っていることがわかり、驚きました。
〇仕事には「楽しい、つらいな、やだな」とか色々な感情をもっているけど、仕事内での新しい出会いや仕事のやりがいを感じながら、毎日の仕事を頑張っていることがわかりました。
働く大人はかっこいい!! 職業講話ワークショップ
11月25日(水)、全校生を対象に、地域で働く社会人の皆様から、仕事の楽しさや苦労、その職業に就くにはどうすればよいかなどお話をいただく機会を設けました。事業所は、地元密着のお店から日本や世界を舞台に活躍する企業まで様々です。活動のポイントは次の通りです。
① 地元常磐地区やいわき市にすばらしいお店や会社があること(地域の魅力)。
② キャリア教育を一層推進し、キャリアプランニング能力はもちろん、様々な資質・能力が大切であること。
③ 生徒が自分の将来を考え、今、中学生としてできることを見直し、日々一生懸命取り組んで行く意欲を高め、実践する態度、力量を身に付けさせること、を目指しています。
今回、学校と企業との仲立ちを常磐公民館の皆様にご尽力いただきました。引き受けてくださる企業の開拓や交渉をこまめに進めていただき、学校としても大変助かりました。
お世話になった事業所をご紹介します。
ワイワイショップ(小売業)
湯本温泉株式会社(サービス業)
株式会社マルト(栄養士)
常磐公民館(公務員)
鈴木モータース(自動車整備)
はなまる共和国(介護福祉)
(株)くすりのマルト(薬剤師)
常磐開発(建設、ものづくり)
芳賀接骨院(接骨院)
古河電池(ものづくり)
医療創生大学(教育)
湯本第三幼稚園(幼児教育)
うお昭(旅館業) (順不同、敬称略)
皆様、ご多用の中、誠にありがとうございました。
生徒の感想の一部を紹介します。
○多くの会社の方が言っていたのはコミュニケーションが大事だ、ということです。理由は、少子高齢化が進み、多くの会社で70歳以上の方もまだ働いていて広い世代の方がいるので、その中でやっていくためです。
○将来、人のために役立てるような人になって、日本を支える人の一員になりたいです。
○夢を持とうとしなくてもよいことや、誰かのために何かをしようという考えで生きていくのもいいと言われ、とても勉強になりました。
○私も今日の講師の先生方のように楽しさがある職業に就きたいと思いました。そのためにも夢をあきらめず、勉強を頑張りたいです。
学校を美しく 地域の皆様のおかげです
本校では、常磐地区緑化推進委員会の皆様から、地区の緑化推進事業として、苗木や草花等をいただいています。緑の募金が生かされているようです。
今年度は、パンジー、葉ボタン、ビオラ、ノースポールの苗、チューリップ、ムスカリの球根などをいただきました。また、腐葉土、培養土、化成肥料までいただきました。
今日は、あらかじめ用務員さんにもお手伝いいただいて耕した花壇に、JRCの生徒が苗と球根を植えました。
これから水やりなど管理をしていきます。草花の生長、そして、来春の開花が楽しみです。
【 球根も植えます 来春どんな花が咲くかな 】
【植え終わりました! 早速、当番の生徒が水を巻きました】
期末テスト 頑張りました
11月17日(火)、18日(水)の二日間、2学期の期末テストが行われました。
二日間とも、生徒の登校が早く、テストに集中している様子がうかがえました。
【 写真はテストに取り組む1年生 】
1年生も3回目の定期テスト。勉強の仕方のこつをつかんできたでしょうか。
どの学年も、テストのあとの反省、振り返りはとても大切です。できなかったところをできるようにしていくことが大切。マネジメント学習のサイクルを生かしていけるよう学校でも指導していきます。
いわき志塾に本校生徒が参加しました
10月31日(土)、いわき生徒会長サミット事業の一つとして、今年度第1回いわき志塾が実施されました。いわき市内から65名の多数の参加があり、活発な研修が行われました。
今回は、海外青年協力隊の経験者が講師でした。世界の国々で生活し、自らの体験から学んだこと、今のそれぞれの生活や職業にどのようにつながっているかなどを生徒に発表。生徒達は8つの班に分かれ、人生の先輩から学んだことを話し合ってまとめ、1人1人が分担、協力して発表し合う、という活動でした。
【生徒の発表に感想を述べる民族衣装を着た講師の先生】
本校からは、1年生から3年生まで4名もの生徒が積極的に参加。話し合いをリードしたりまとめの発表をしたりと大活躍。新たな学びを得ていました。
最後に、本校の笹澤さんが生徒を代表して講師の先生方へ御礼の挨拶。講師の先生から学んだことに加えて、初めて会った市内の中学生とのやりとりから自分の視野が広がり、困難にぶつかったときも乗り越えていく勇気がわいてきた、と立派な内容を堂々と発表していました。
いわき生徒会長サミット事業には、生徒会役員でなくても参加できる活動があります。案内が届き次第、生徒を通じて保護者の皆様にもお知らせしています。今後も、より多くの生徒がどんどん参加してほしいと思います。
〒972-8321
いわき市常磐湯本町
上浅貝103番地の2
TEL 0246-42-2376
FAX 0246-42-2416
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