今日の3時間目に、全校生4名と教職員4名で道徳の授業を行いました。
道徳の学習は、平成30年度から「特別の教科 道徳」となります。そこでは、同じ事象に遭遇しても立場や状況によって見方や判断が異なったり、複数の道徳的価値が対立したりすることも想定し、一人一人が主体的に考え、その結果を議論して深めることが求められています。
今日は、「門番のマルコ」という資料を使って、一人一人の判断とその理由をもとに話し合いをしました。
(あらすじ)
ある王国の門番となったマルコは、昔、敵にだまされて攻め込まれた門の番をすることになりました。この門は、外からの訪問者には門を開けてはならないという王様がつくったきまりがあります。
ある日、かりに出かけた王様は急に体調が悪くなり、最寄りの門であるマルコが番をする門から城に戻ろうとします。
「王様がご病気だ。すぐに門を開けろ」
と外から言われたマルコ。マルコからは王様の姿を見ることはできません。さて、マルコはどうすればよいでしょうか。
4人の子どもたちは、「門をあけるべき」「門はあけてはだめだ」という2つの立場に分かれて、それぞれの理由を主張しました。その中で、子どもたちの多くが、こんな言葉を使いました。
「〇〇くんの言っていることは分かるんだけど・・・。」
道徳の話し合いでは、自分の考えだけを押し通すのではなく、相手の考えも尊重するということが大切です。45分間、4人の子どもたちは、自分をマルコに置き換えて真剣に話し合いをすることができました。
4人でいっしょに話し合いをするこうした学習は、これからも取り入れていきたいと思っています。
11月6日の1日参観日。3校時に全校道徳を公開いたしますので、ぜひ、ご参観ください。