こんなことがありました

2017年11月の記事一覧

お話交流会

 今日の4校時目には、地域の方々を学校にお招きし、戦争の頃の様子や、昔の白水小学校の様子などについてお話を伺う機会を設けました。
 戦争の頃には、空襲警報のサイレンが鳴ると、炭鉱の坑道や畑に掘った穴に逃げ込んだことや、平に爆弾が落とされて空が真っ赤になったことなどのお話を聞くことができました。
 いわきでも低空で飛ぶ飛行機が、人に向けて機銃で攻撃してきたこともあったということで、子どもたちも驚いていました。
 当時は食べる者がなく、芋のツルや道の草をとって食べたりしたお話にも驚かされました。
 また、昔の白水小学校の様子を、当時のアルバムをもとに説明していただき、子どもたちは目を輝かせて話に聞き入りました。
 4名の子どもたちのために15名の地域の方々にご来校いただきました。心より御礼申し上げます。
 

全校生で「考え、議論する道徳」

 今日は1日学校公開日でした。
 3校時目には、全校道徳の授業を実施しました。本校では、学年によっては話し合い活動ができない人数になるために、道徳の授業を定期的に全校生で行っています。
 今日の学習では、資料をもとに、「規則の尊重」と「信頼・友情」の2つの価値葛藤場面を扱いました。
 主人公のけん太の家には、親の留守中に友達を家に入れてはいけないというきまりがあります。ある日、友達のさとしと家の近くの公園で遊んでいると、突然の大雨が降ってきます。さとしは、けん太の家で雨宿りをさせてくれと頼みます。
 けん太はさとしを家に入れますか? 入れませんか?

 子どもたちの多くは、家の中に入れるという選択をしました。
その理由は、「友達のさとしがかぜをひいてしまうから。」「さとしにかぜをひかせたら、その責任はけん太にあるから。」「家の人には説明すればいい。」などでした。
 後半は、さとしの立場で考えさせる場をとりました。「けん太の事情が分かれば、家には入らない。」「けん太が家の人にしかられるならば、雨に濡れても家に帰る。」という意見が多く出されました。
 立場を変えて考えさせることで、見方も広がります。今日は、地域の方々に授業の様子を見ていただきました。子どもたちは真剣に意見を述べることができました。