こんなことがありました。

2019年10月の記事一覧

会議・研修 ビデオ授業②(授業力向上)

 先週9日に校内授業力向上研修の一環として、音楽の授業において「ビデオ授業」を行いました。

 本日17日(木)の1校時浜本先生による国語のビデオ授業を2年2組で実施しました。教科書の「字のない葉書」の単元において父親に対する思いに共感できるかなどを考えさせ、話し合いを通して生徒に発表させる活動を行いました。

 授業での先生の話し方や話すスピードや間の取り方など、とても生徒にとって聞きやすいと感じました。また板書の字もさすが国語の先生で読みやすいきれいな字で書かれていました。また、生徒達も積極的に意見を発表していて学習する雰囲気がとても良いと感じました。

 明日18日は、しおさい学級の英語のビデオ授業を実施する予定です。ビデオ授業は、学習指導案を作成して普段と異なる特別な授業を提供するのではなく、先生方の普段通りの授業を撮影し、自分の授業を客観的に観て今後の授業力向上に役立ててもらい、最終的に生徒の学力向上に繋がることができると期待しています。

 

【じっくりと内容を吟味する時間を与えながら説明しています】

【自分の意見を黒板に書いて発表しています】

【多くの生徒の多様な意見を見たり聞いたりすることで感受性が広がります】

【「話を聞く時」「ノートにまとめる時」と、けじめをつけて授業に意欲的に取り組む2年2組の生徒達】

会議・研修 いじめ防止授業の打合せで弁護士会が来校!

 福島県弁護士会「子どもの権利に関する委員会」の4名の方々10月29日(火)に各クラスを一人ずつ担当し「いじめ防止出前授業」を行ってくれます。

 本日16日(水)の午後、効果的な授業を行うために弁護士会を代表して菅波香織弁護士が打ち合わせに来校していただきました。今回の出前授業は初めてですが、東中からの実施の要望を弁護士会で快く引き受けていただきました。学校では、入学式や始業式そして学年集会や学級活動、道徳などの授業で「いじめは悪!」「「いじめ撲滅」について取り組んでいます

 今回、弁護士会に出前授業を要望した理由は、学校とは別の角度からお話をいただき、生徒達に「いじめ」についてさらに深く考えてもらうことで、中学校生活だけではなく、高校、大学、専門学校そして就職して社会人になっても、「いじめは許されない」ことであるという認識をしっかりともつようになってもらいたいという願いからです。

 神戸の小学校教師が同僚に集団でいじめを行っていたというショッキングなニュースが最近報道されています。同業者として絶対にあり得ない事件と感じますし、憤りを隠しきれないほど許せない事件と思います。

  出前授業では、講話だけでなくアクティブラーニングを取り入れグループディスカッションなど生徒に主体的に考えてもらう授業を行う予定です。 

 自己中心的で相手の気持ちを理解したり相手の立場に立って考える「思いやり」の精神がない人間には東中の生徒には絶対になってほしくないと切に望みます。

 保護者や地域の方々で、出前授業に興味があり参観してみたい方がおりましたら、東中までお電話いただければ検討いたします。(電話62-8300) 

【打ち合わせに来校いただいた菅波弁護士】

【出前授業の内容を検討するために各学年主任と周到に打ち合わせをしました】

「給食」に感謝!そして一刻も早い再開を!

 今日16日(水)の給食です。毎日、「本日の給食」をホームページに小野卓宏先生が掲載してくれています。普段は給食が当たり前でありがたみを感じていなかった人も少なくないと思います。

  でも、いわきの北地区で休校になっている学校もあれば、給食が出ずにお弁当を持参しなければならない学校もあります。同じいわき市の学校でも明暗が分かれていることに、本校の生徒や教職員もとても心が傷んでいます。 

 普段通りの給食を作っている給食調理場へ感謝の気持ちを持って、好き嫌いをせずに食べることが大切ですね。

 ちなみに本日のメニューは「キーマカレー、ナン、牛乳、フルーツヨーグルト、アーモンドフィッシュ」で総カロリーは872kcalです。給食調理場の方々が生徒のみなさんの栄養を考えてバランスよくそしてカロリーもコントロールして毎日作ってくれています。感謝以外の何物でもないですね。

 未だ休校や給食でなくお弁当持参の北部の学校の生徒達に通常の生活と給食が再開することを心から願っています。頑張ってください!

 本校の生徒達もみなさんと心で繋がっています。また、生徒会を中心に北部の学校の皆さんに何ができるか、今考えています

【「給食が出ることへの感謝の気持ち」をこれからも大切にしていきます!】

 

 

NEW 全校放送で「被災した方々への想い」を生徒に語りました!

 本日15日(火)、本校はいつも通りに登校し普段通りの学校生活を送りました。

 いわきの北地区(平・好間・赤井など)の甚大な被害を知らない本校の生徒達も数多くいます。そこで、帰りの学活で亡くなられた方々への哀悼の意を込めて黙祷しました。その後、校長から「被災の現状といつも通りの幸せ」について話をしました。

 話の概要を次の通りです。

 「皆さんには週番の先生からもあったように、今日いつも通りに登校し合唱コンクールの朝の練習をしていることの素晴らしさを感じてほしい。皆さんもテレビを見て知っていると思いますが、全国で甚大な被害があり亡くなられた方や行方不明の方が多くいます。福島県も例外ではなくいわき市でも夏井川・好間川・新川が氾濫し、多くの家が床下・床上浸水などの被害に遭いました。本校の先生も床上浸水で全ての家具が使えなくなりました。

 また、平地区を中心に4万世帯を越える家で断水が続いており、復旧の見通しが立たない状況です。そんな中、平のある中学校の校長先生が被害を被った地域を回っていたところ、高校生を含む多くのボランティアの方々が一生懸命に清掃活動などを手伝っていたという話を聞き、素晴らしいことだと感じました。可能なら本校生も全員、被災した地域を実際に見て清掃作業をしてほしいと思うくらいです。

 校長先生は2011年3月11日の東日本大震災の時、久之浜中学校にいました。3年生の皆さんは小学校入学前、1・2年生は4歳5歳のことで覚えている人は殆どいないと思います。あの時の凄惨な出来事は今でも忘れません。今、いわきの北地区の被災者は大震災の時と同じ苦しみの中で必死に生きています。私が保管していた東日本大震災で壊滅的な被害を受けた久之浜・四倉地区の写真を生徒昇降口に掲示しました。それを見て一人ひとりが、何かを感じ、そして何かを始めましょう。生徒会を中心にアクションを起こすこともその一つです。

 皆さんは毎日当たり前に使っているライフラインや普通に生活できることに感謝していますか? 学校のきまりを守らなかったり、友達の良いところを見つけないで文句ばかり言っていませんか? 普通に暮らせることに感謝し、今被災して苦しんでいる方々に想いを馳ながら頑張ってみようじゃありませんか? そういうことが植田東中の生徒は必ずできると期待しています。」

 このような話を生徒全員に話しました。人は平凡な生活の中で幸せを噛みしめるどころか、月日が過ぎると忘れてしまうことが残念ながらあります。でも今回の台風による被害で苦しんでいる人々が必死に生きていることを心に受け止め、毎日をいかに過ごすかを考え、行動できるかを生徒達には学んでほしいと思います。

 「勉強ができる」とか「運動ができる」ことよりも遙かに大切なことである「思いやり」や「感謝」の気持ちを心に深く刻んでいける人になってくれることを切に望みたいと思います。  

 【昇降口に掲示したメッセージ】

【8年前の甚大な被害があった東日本大震災の写真を掲示】