植田東中学校 Ueda Higashi J.H.S.
福島県弁護士会「子どもの権利に関する委員会」の4名の方々が10月29日(火)に各クラスを一人ずつ担当し「いじめ防止出前授業」を行ってくれます。
本日16日(水)の午後、効果的な授業を行うために弁護士会を代表して菅波香織弁護士が打ち合わせに来校していただきました。今回の出前授業は初めてですが、東中からの実施の要望を弁護士会で快く引き受けていただきました。学校では、入学式や始業式そして学年集会や学級活動、道徳などの授業で「いじめは悪!」「「いじめ撲滅」について取り組んでいます。
今回、弁護士会に出前授業を要望した理由は、学校とは別の角度からお話をいただき、生徒達に「いじめ」についてさらに深く考えてもらうことで、中学校生活だけではなく、高校、大学、専門学校そして就職して社会人になっても、「いじめは許されない」ことであるという認識をしっかりともつようになってもらいたいという願いからです。
神戸の小学校教師が同僚に集団でいじめを行っていたというショッキングなニュースが最近報道されています。同業者として絶対にあり得ない事件と感じますし、憤りを隠しきれないほど許せない事件と思います。
出前授業では、講話だけでなくアクティブラーニングを取り入れグループディスカッションなど生徒に主体的に考えてもらう授業を行う予定です。
自己中心的で相手の気持ちを理解したり相手の立場に立って考える「思いやり」の精神がない人間には東中の生徒には絶対になってほしくないと切に望みます。
保護者や地域の方々で、出前授業に興味があり参観してみたい方がおりましたら、東中までお電話いただければ検討いたします。(電話62-8300)
【打ち合わせに来校いただいた菅波弁護士】
【出前授業の内容を検討するために各学年主任と周到に打ち合わせをしました】
今日16日(水)の給食です。毎日、「本日の給食」をホームページに小野卓宏先生が掲載してくれています。普段は給食が当たり前でありがたみを感じていなかった人も少なくないと思います。
でも、いわきの北地区で休校になっている学校もあれば、給食が出ずにお弁当を持参しなければならない学校もあります。同じいわき市の学校でも明暗が分かれていることに、本校の生徒や教職員もとても心が傷んでいます。
普段通りの給食を作っている給食調理場へ感謝の気持ちを持って、好き嫌いをせずに食べることが大切ですね。
ちなみに本日のメニューは「キーマカレー、ナン、牛乳、フルーツヨーグルト、アーモンドフィッシュ」で総カロリーは872kcalです。給食調理場の方々が生徒のみなさんの栄養を考えてバランスよくそしてカロリーもコントロールして毎日作ってくれています。感謝以外の何物でもないですね。
未だ休校や給食でなくお弁当持参の北部の学校の生徒達に通常の生活と給食が再開することを心から願っています。頑張ってください!
本校の生徒達もみなさんと心で繋がっています。また、生徒会を中心に北部の学校の皆さんに何ができるか、今考えています。
【「給食が出ることへの感謝の気持ち」をこれからも大切にしていきます!】
本日15日(火)、本校はいつも通りに登校し普段通りの学校生活を送りました。
いわきの北地区(平・好間・赤井など)の甚大な被害を知らない本校の生徒達も数多くいます。そこで、帰りの学活で亡くなられた方々への哀悼の意を込めて黙祷しました。その後、校長から「被災の現状といつも通りの幸せ」について話をしました。
話の概要を次の通りです。
「皆さんには週番の先生からもあったように、今日いつも通りに登校し合唱コンクールの朝の練習をしていることの素晴らしさを感じてほしい。皆さんもテレビを見て知っていると思いますが、全国で甚大な被害があり亡くなられた方や行方不明の方が多くいます。福島県も例外ではなくいわき市でも夏井川・好間川・新川が氾濫し、多くの家が床下・床上浸水などの被害に遭いました。本校の先生も床上浸水で全ての家具が使えなくなりました。
また、平地区を中心に4万世帯を越える家で断水が続いており、復旧の見通しが立たない状況です。そんな中、平のある中学校の校長先生が被害を被った地域を回っていたところ、高校生を含む多くのボランティアの方々が一生懸命に清掃活動などを手伝っていたという話を聞き、素晴らしいことだと感じました。可能なら本校生も全員、被災した地域を実際に見て清掃作業をしてほしいと思うくらいです。
校長先生は2011年3月11日の東日本大震災の時、久之浜中学校にいました。3年生の皆さんは小学校入学前、1・2年生は4歳5歳のことで覚えている人は殆どいないと思います。あの時の凄惨な出来事は今でも忘れません。今、いわきの北地区の被災者は大震災の時と同じ苦しみの中で必死に生きています。私が保管していた東日本大震災で壊滅的な被害を受けた久之浜・四倉地区の写真を生徒昇降口に掲示しました。それを見て一人ひとりが、何かを感じ、そして何かを始めましょう。生徒会を中心にアクションを起こすこともその一つです。
皆さんは毎日当たり前に使っているライフラインや普通に生活できることに感謝していますか? 学校のきまりを守らなかったり、友達の良いところを見つけないで文句ばかり言っていませんか? 普通に暮らせることに感謝し、今被災して苦しんでいる方々に想いを馳ながら頑張ってみようじゃありませんか? そういうことが植田東中の生徒は必ずできると期待しています。」
このような話を生徒全員に話しました。人は平凡な生活の中で幸せを噛みしめるどころか、月日が過ぎると忘れてしまうことが残念ながらあります。でも今回の台風による被害で苦しんでいる人々が必死に生きていることを心に受け止め、毎日をいかに過ごすかを考え、行動できるかを生徒達には学んでほしいと思います。
「勉強ができる」とか「運動ができる」ことよりも遙かに大切なことである「思いやり」や「感謝」の気持ちを心に深く刻んでいける人になってくれることを切に望みたいと思います。
【昇降口に掲示したメッセージ】
【8年前の甚大な被害があった東日本大震災の写真を掲示】
当初13日に予定されていた「金山自治会町民運動会」が本日14日(月)に金山運動場で行われ、本校の吹奏楽部が演奏し、運動会に花を添えました。吹奏楽部の生徒達は12日に楽器別講習会を植田中で行う予定でしたが、台風19号の影響で中止となりました。その分、今日の運動会で心を込めて演奏できたと思います。今日の地元の運動会で演奏できたことは生徒達にとっても地域の方々にとっても、笑顔で過ごせたことと思います。
【演奏の準備をする吹奏楽部員の皆さん】
【お揃いのTシャツで地域に笑顔を与える演奏でした】
【演奏が終わり、とても素敵な笑顔で記念撮影!】
台風の被害が甚大であった平、赤井、好間などの地域の皆さんの心中を察すると心が痛みます。いわき市がワンチームで早急にライフラインが復旧し、平穏な生活が早く戻ることをお祈り申し上げます。
12、13日に実施予定であった市軟式野球新人大会は台風19号の直撃及び甚大な被害を受けた地域があり、避難していた生徒等のことを考慮し、今日14日(月)に延期していました。他の部活動の新人戦は県大会までに比較的余裕のある日程であったため実施しませんでしたが、軟式野球は県大会がすぐに迫っていたため、本日14日に準々決勝と準決勝を南部スタジアム及び小名浜球場で実施しました。
特に被害が大きかった平二中や平三中の選手や保護者会には、ご自宅や地域が大変な時期にも関わらず、本日の実施にあたりご理解とご協力いただき、本当に感謝しております。
さて、本校は南部スタジアムでの準々決勝第一試合、対江名・玉川連合チームに苦しめられながら辛くもタイブレークの末、接戦をものにすることができ、県大会の出場権を獲得できました。おめでとうございます!
そして午後に行われた準決勝の相手は植田中!試合では先取点を取られながらも4回以降に打線が繋がり、8対1で「植田ダービー」を制し、見事に決勝に駒を進めることができました。
決勝の相手は、平二中で19日(土)の9時に小名浜球場で優勝を懸けて対戦します。秋の市一球会大会で優勝しましたが、新人戦で連覇を目指しますので応援よろしくお願いいたします。
試合結果は、こちらをご覧ください ➡R1市新人戦 試合結果 10/14.pdf
【決勝進出を決め、市大会2連覇そして県大会2連覇を目指す選手達】
なお、バレーボール部の新人戦は延期になりました。陸上部の県大会での大活躍をはじめ、ソフトテニス部女子団体、男女個人そして本日の野球部の県大会出場に続いて、県大会切符を獲得することを期待しています。
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