こんなことがありました。

2024年1月の記事一覧

救命救急講座(2学年)

 今日の3・4校時目に2学年対象の救命救急講座が行われました。1月15日に事前のオンライン研修を受け、今日は2時間の実技講習となります。主な内容としては、オンライン研修のおさらい、心臓マッサージ、人工呼吸(コロナ禍のため、しぐさのみ)の仕方、AEDの使い方、最後に異物除去の方法となります。万が一、救命救急の現場に立ち会った時に、知識があるのとないのでは行動に違いが出ます。勇気を持って、命を助けられる行動ができるように、みんな真剣に講習に取り組んでいました。ご家庭でも、今日の講習について話題にしていただければ幸いです。

〇内郷消防署から4名の消防士の方々に来ていただきました。途中で招集がかかり、後半からは1名となりましたが、お忙しい中内郷三中まで来ていただきありがとうございました。

〇最初にオンライン講習のおさらいを要点を絞って行いました。

〇続いて、軽く準備運動をした後に実技講習に移ります。

〇まずは心臓マッサージのやり方を教えていただきます。思っていたよりも力が必要で、みんな腕がパンパンになっていました。とにかく心臓マッサージをやり続けることが命を救う最優先の方法であることを学習しました。

〇次に人工呼吸の練習です。コロナ禍のため、実際には口はつけず、気道の確保の仕方や口の開け方などを学びました。

〇続いて、AEDの使い方について学びました。AEDの使い方だけでなく、倒れている人への声の掛け方や周りにいる人への助けの求め方、また実際にAEDを使うまでの連携の仕方などについても詳しく教えていただきました。

〇最後に、異物除去の仕方についても教えていただきました。

 今回の講習で印象に残ったことに、「日本人はこのような場面に出会った時になかなか行動に移せないことが多い。」ということです。そこには、『救命救急の知識に自信がない』『はっきり自分に助けを求められていない』『後で責任を求められたくない』など、多くの理由が考えられます。しかし、目の前にある命を助けられなかったら一生悔いが残るかも知れません。私たちはもちろん、生徒たちにもぜひ行動できる人になってほしいと思います。