学校の様子から(今日の授業の一コマ)
2025年11月12日 11時17分15日(土)の「学びの発表会」に向けて、各学級では、練習や準備に励んでいるところですが、普段の学習も大切に頑張っています。
今日は、「思考ツール(シンキングツール)」を使って学びを深めている場に焦点をあてたいと思います。
「思考ツール(シンキングツール)」とは、自分の考えを整理して、見えやすい形で表現するために役立つツールです。 比較する、分類する、関連づける、構造化するなどの「考えるための技法」を用いる際に、思考ツールを活用することで、考えを整理し、深まりやすくなります。
この「思考ツール(シンキングツール)」を授業の中で活用する場が増えています。
今日は、3年生で活用する場面があり、その様子を紹介いたします。
3年1組では、国語の単元「食べ物のひみつを教えます」の学習の中で、自分で調べたいと思った食材を選び、その食材の特徴やその食材がもととなる食品などについて調べています。
様々な本をもとに調べ、分かったことや考えたことを整理しながらシートにまとめていきます。
ここで用いたのが、マインドマップという思考ツールです。
自分で選んだ食材(材料)を中心に、「おいしく食べる工夫」「調理方法」「食品」という視点ごとに記載し、それぞれをつなげてまとめることで、思考も整理されます。
自分で調べながら、どんどんマインドマップに書き込んでいきます。
それぞれが書き込むシートが同じように整理されながらまとめてあるので、友達が見ても分かりやすく、それぞれの内容を理解しながら話合いも自然と進みます。
子どもたちは、自分で調べてまとめるだけでなく、先生に見てもらったり、友達と見合ったりしながら、気づいたことや考えたことを伝え合い、思考を深めていました。
このような「思考ツール(シンキングツール)」はいろいろあり、その時の活動やねらいに応じて、効果的なツールを使い分けています。
3年2組では、先日の学級会で、「ダイヤモンドランキング」を使っていました。
自分たちの学級旗の制作に向けて、学級のよさが表れるデザインにするための、そのよさについて話し合う場面でした。
自分たちが思う学級のよいところが分かるように、整理してまとめていきます。
思考ツールを使いながら、自分たちの考えを発表します。
話合いをもとに、3年2組みんなの考えがまとまりました。
今後も学校では、子どもたちの主体性を大切にし、一人一人が思考を深めていけるように、思考ツール等を活用しながら、学習の場を充実させていきたいと思います。