できごと

学びのスタンダード推進事業公開授業・教育講演会を実施

昨日、学びのスタンダード推進事業の一環として、

本校を会場に公開授業と教育講演会を行いました。

平成29年度から取り組んできた実践のまとめとしての授業で、

国語、数学、理科の3教科で公開授業を行いました。

 

授業実践のキーワードは〝活用型授業〟で、

学習した内容(習得した内容)を使って、学習課題を解決するというものです。

今回の公開授業を実施するまでに、各教科での研鑽を積んできました。

公開授業を行わないもう一人の教科担任が検証授業を行い、

目指す授業について協議し合う場を提供しました。

また、公開授業の授業案を教科で検討したり、

完成した授業案で、事前事業を行ったりしてきました。

このような取組をとおして、授業について議論する姿が多く見られました。

3年間の実践は大きな節目を迎えましたが、

これまでの実践を無駄にすることなく、今後も授業改善に取り組んでいきます。

 

講演会では、教育のための科学研究所、上席研究員の目黒朋子先生を講師に迎え、

「AI時代に求められるリーディングスキルとは」と題して講演していただきました。

〝読むとはどういうことか〟〝教科書をちゃんと読むとは〟との問いからスタートし、

〝AIの強みと弱み〟〝子どもたちが読めていない事実〟をとおして、

リーディングスキルの重要性や具体的な内容(6分野7項目)について、

分かりやすくお話ししていただきました。

そして、〝読めない(=自分で学習できない)子ども〟から、

〝読める(=自分で学習できる)子ども〟に育てる必要があること、

そのために、〝エビデンスを基にした読む力を身に付ける授業〟が必要であること、

まずは、文章を正確に読む(係り受けと照応の力を伸ばす)ことから始めることなどを

ご教示いただきました。

「AIが必ずしも正しい訳ではない。」

「事実と事象から論理的かつ高精度で起こり得る事象を予測できる力が求められる」

との最後の言葉が印象的でした。

これらのご指導も参考にしながら、授業改善に取り組んでいきます。

国語の授業の様子

数学の授業の様子

理科の授業の様子

講演会の様子