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感じる心

 「感じる心がないことが一番の罪である」と言う人もいるくらい、感じる心は大切なのかもしれません。

 本日の授業では、音楽と家庭がありました。人の演奏を聴いて何かを感じたり、自分の音を聞いて何かを感じたり。他の人の作品を見て何かを感じたり、自分の作品を見て何かを感じたり。そして、その音楽や道具の歴史や背景を感じたり、演奏する人や制作する人の心を感じたり。このような活動を通して様々なことに感じてほしいと思います。

 音楽では、琴の演奏が始まりました。始めは素手で触り、弦の感触を感じました。

 そして、爪をつけて演奏しやすさや感触の違い、音の違いなどを感じました。

 簡単な曲の一部を演奏し、和の音階を感じました。

 家庭科では、箸箱入れを制作中です。今日はスナップボタンをつける作業です。ボタンをつける場所に印をつけるにも、立体的な位置関係を考える必要があります。

 常に完成品をイメージしておかなくてはなりません。大変難しい作業です。

 次にスナップボタンを縫い付けます。針に糸を通し、ボタンを正確な位置で押さえて、ずれないように縫い付けます。

 箸箱ケース一つ作るのも、とても大変な作業です。手作業で一つ一つ作っていた時代の人々の苦労や作り手の気持ち、そして制作する上で絞られている人々の知恵など、感じることができたでしょうか。