不登校対策講座
2025年8月8日 16時33分8月7日(木)、総勢122名の先生方が集まり「不登校対策講座」が行われました。
講師はFR教育臨床研究所所長の 花輪 敏男 様です。
昨今のメディアでも多く取り上げられているように、不登校に関する問題は極めて深刻です。
不登校になってしまっている子供たちにどのように寄り添い、学校として何ができるのか、研修を受ける先生方も真剣に耳を傾けています。
花輪先生は長く不登校に苦しむ児童生徒と関わってこられました。そして児童生徒だけでなく、その保護者の方々にも寄り添っていらっしゃいます。
子供たちの想い、そして保護者の方々の苦しみや想いをお話してくださいました。
時折「ギャグ」を挟みながら、会場も花輪先生の穏やかな空気に包まれます。
実はこの「ギャグ」もポイントだそうです。不登校に悩む児童生徒、保護者の方々は緊張や不安、そして事態の深刻さにとても苦しんでいます。そんな苦しみを少し和らげるためにも、ちょっとしたギャグの「軽さ」も大事なのだとか。
さて後半は、実際に我々教員はどのように声をかけたらよいのか演習を通して考えます。
教室になかなか入れずにいる子に対して「保健室で30分だけ過ごそうか」と話しても、子供にとってはその理由がありません。「いやだ」と言われてしまえばそれで終わりです。
そんなときは「身体計測まだだったね。身長から測ろうか?火曜日にする?それとも水曜日にする?」と声をかけると、
「保健室」「30分」という言葉を使っていないのに結果的に保健室に来て時間を過ごすことになります。
このように声をかけるのが大切なのだそうです。
さて、ここまで読まれた先生に質問です。
「昇降口まで行ってみようか」と言うかわりに、先生なら何と声をかけますか?