授業実践講座〈小学校:算数〉【県と共催】
2025年8月20日 14時37分8月4日(月)午後からは、授業実践講座〈小学校:算数〉【県と共催】を実施しました。
明星小学校校長・細水保宏先生、副校長・夏坂哲志先生を講師にお招きし、「子どもが算数を楽しむための教師の働きかけ」をテーマに、ご講義・ご対談をいただきました。
従来の講義形式とは異なる対談形式であり、お二人の先生方の「生のやりとり、佇まい、空気感」が参加者にも伝わる、新鮮で有意義な体験となりました。
今回の研修では、子どもが「算数を楽しむ」ために、教師がどうあるべきか、その心構えと具体的な働きかけについて学びました。
研修の最も重要なテーマの一つは、「教師自身が授業を楽しむ」意識を持つことが不可欠であるという点であり、「楽しむ」と「愉しむ」という言葉の価値についても深く掘り下げられました。また、教師は授業を「コーディネートする」存在であり、また「役者」でもあるという視点も提示され、教師自身の熱意や魅力が授業の楽しさにつながることが示されました。
お二人のテンポの良い対談に、会場は和やかな雰囲気に包まれ、時には笑い声が起こるなど、あっという間に時間が過ぎていきました。講師の先生と研修者、また参加者同士の活発なやりとりも繰り広げられ、協働的に学ぶ場となりました。
また、途中からは将来教員を目指す教育コースを選択している高校生も参加し、未来の教育者として現職の先生方の学びの場を肌で感じながら、参加した先生方と一緒に問題を解くなど、世代を超えた学びの場となりました。
参加した先生方からは、「教材研究の重要性、子どもたちを巻き込む導入の工夫、具体的な声かけの仕方など、今後の授業ですぐに活かせる実践的な内容が豊富だった。」「『楽しむ』と『愉しむ』の価値について深く考えることができ、自立的・協働的な活動を自らの言葉で統合・発展させていく豊かな学びを目指したい。」といった声が寄せられました。
細水先生、夏坂先生、実り多くそして楽しい研修をありがとうございました。「算数って楽しい!」という合言葉を胸に、算数好きな生徒を増やせるよう力を尽くしてまいります。