日誌

いわき市未来の有権者育成モデル事業 出前講座

9月3日(火)、「いわき市未来の有権者育成モデル事業」の一環として、いわき市選挙管理委員会の方々にお越しいただき、選挙についての講義と、選挙を体験する出前授業が行われました。


未来の有権者である、中学生・小学生に対して、選挙の仕組みや投票の大切さについてお話しいただき、政治や選挙について学ぶことができました。

 

私たちの生活や社会をよくするためには、私たちの意見を反映させてくれる代表者をよく考えて選ぶ必要があります。


しかし、全国的に投票率が50%を下回り、若者の選挙離れが起こっているという現状があり、その理由について考え、意見を出し合いました。


「忙しいし、やりたいことも多いから?」
「誰に入れて良いのかわからないよね。」

 

選挙権は2年前に18歳以上となり、あと数年後には選挙権を与えられる子どもたちですが、まだまだ難しいイメージから抜け出せない様子・・・。

 

選挙についての講義の後はいよいよ模擬選挙です!
「A市の市長を選ぼう!」というテーマで、少子化解消を目指す3人の候補の政策を読み、日頃のニュースや学習してきたことをもとに、誰に投票するのか考えました。

そして、実際の投票箱や投票記載台をお借りして、受付から出口調査まで本番さながらに模擬選挙を行いました。


人数が少ないため、特別ルールで、子どもたちには3票の投票権が与えられました。

 

先生方も含め全員の投票が終わると、いよいよ開票!


無効票がないかチェックしたり、投票数を数える機械を使ったりして、当選者が発表されました。


模擬選挙後、投票用紙の秘密について教えていただきました。
破ろうとしても破けない・・・、折っても元に戻る紙・・・。
開発に7年以上も費やしたプラスチック製の特殊な紙なのだそうです。


小学生が必死に破こうとした投票用紙はくしゃくしゃになりながらも、元の姿を保っていました。


今回の講義を通して、子どもたちは、


「忙しくても、期日前投票を利用して選挙に行きたい!」
「社会を明るくするために、選挙に行くことは大事だと思った。」
「10月の県知事選の時に家族について行って、実際の選挙を見てみたい。」
「政治や選挙に興味がなかったけれど、大切なものだと知り、これからはニュースや新聞を見ていきたい。」
と話していました。

 

未来の有権者としてしっかり学習した子どもたち。

その証として、受講証明証をいただきました。

今日学習したことを思い出し、18歳になったらぜひ選挙に行ってほしいと思いました。