日誌

おでかけアリオス

11月17日、「おでかけアリオス」がありました。
今年は、ソプラノ歌手の又吉佑美さん、ピアノの前田裕佳さんがいらっしゃいました。
又吉さんが歌いながら登場したとたん、5時間目の音楽室はコンサート会場に早変わりしました。
オペラなどで活躍している又吉さんの歌声はとても高く澄んでいて、間近で聞いた子どもたちは圧倒されていました。

まず、オペラとはどのようなものなのか説明がありました。

「私はどれだと思う?」
「これだーー!!」

次に、登場人物や歌手がどのような気持ちで歌っているのか、その状況や背景を想像しながら2曲目、3曲目を聞きました。

3曲目はイタリア語の曲「いとしい人よ」(ジョルダーニ作曲)。
言葉はわからなくても、又吉さんの表情や曲調、気持ちのこもった歌い方から、好きな人に対して「行かないで!」「切ない!」「さみしい」などの気持ちを想像することが出来ました。

4曲目は「海の声」
小学生が今年の音楽祭で合唱した曲です。
又吉さんと小中学生で一緒に歌う…その前に!
いい声で歌うための準備をしましょう。
まずは「腹式呼吸」の練習です!
全身の力を抜くために、体をブラブラ~~。

そしてたくさん息を吐いて…、たくさん吸う!!

そして、情景の想像です。
「海の声」はどこで歌っているのだろう…。
季節はいつ?どんな気分?
そんなことをみんなで出し合いながら、出来た曲をイメージは。

「季節は夏から秋。
さわやかな風が吹く中で、いわきから見える太平洋を眺めながら、
さわやかな気持ちで海と話したい。」

こんな気持ちを声に乗せてみんなで合唱をしました。

いつも歌うよりも、表情や歌声が違って聞こえたような気がします。

そして最後の5曲目。
オペラ『キャンディード』より「きらびやかに着飾って」。
英語の曲でしたが、曲の中でため息をついたり笑ったりする又吉さんの演技力と、すてきな歌声に魅せられました。

楽しい時間はあっという間に。
1時間とは思えない盛りだくさんのコンサートでした。