日誌

ぶどう栽培学習

川前小学校、今年度の総合学習のテーマは「川前のことがわかるようになろう」です。
その学習の中で、特に川前の名物である“ぶどう”に着目し、“ぶどう栽培学習”を行っています。


本年度から小学生が1名となってしまいましたが、ぶどう園の植野さんのご協力により、本年度もぶどう栽培学習をさせていただけることとなりました。

ぶどうの様子と共に、その学習を振り返ってみましょう。

 

5月27日。
2月の枝きり以来なので、3ヶ月ぶりにぶどう園へ行ってみると、新芽がにょきにょき生えていました。
この日の作業は「芽かき」「先止め」です。

ぶどうの成長のパワーが分散しないよう、余計な新芽を落としたり、ツルを切ったりします。
小学3年生にとって、ぶどうの木は少し高いようで、先生方や植野さんの力を借りながら、一生懸命作業を行いました。

「今年もおいしいぶどうになったらいいな!!」


6月27日。
ぶどうの生長のパワーに驚き!
一ヶ月でこんなに葉っぱが大きくなりました!

この日は「ジベレリン処理」の作業です。
“ジベレリン”という薬剤を、ぶどうの実になる部分に噴射することで、種がなくなり、実も大きくなるそうです。


かっこいい機械を持たせていただき、気分は完全にぶどう農家でした。

 

7月18日。
ぶどうの実もかなり膨らんできました。
大切なぶどうを雨や虫からぶどうを守るため、「袋掛け」の作業を行いました。


おいしくなるように・・・と願いを込めて、それぞれ袋に絵や名前をかいた袋を、一つ一つ丁寧にかぶせていきました。


今年度は、桶売・小白井の小中学校の皆さんの分もあります!

 

しかし、今年の不安定な天候により、房の数が昨年度より少なく、病気になってしまっている房もありました。
植野さんいわく、「今後も日照不足と雨が続いてしまうと、収穫できる数はもっと減ってしまうかもしれません。」とのことで、不安が募るばかりです。


例年通りに行かない難しさを痛感したぶどう栽培学習となりました。

一つでも多くのぶどうがおいしく実ることを祈りながら、収穫を待ちたいと思います。