日誌

授業参観~未来につなげる健康のために~

12月7日の授業参観では、親子で考える食育として、川前地区の給食を担当している栄養教諭の先生にお越しいただき、「食と健康」をテーマにした講義をしていただきました。

 

まず、福島県民の健康状況のデータを見てみましょう!
福島県の児童生徒(6~17歳)の肥満傾向出現率を見ると、全国平均を上回る状況…。


大人においても、メタボリックシンドロームの該当者及び、その予備軍の割合が50歳以上の男性で50%に達するそうです。

肥満が健康に悪影響を与えるのか、三大疾病といわれる「がん・心疾患・脳卒中」のうち、心疾患は全国都道府県ランキングでなんとワースト1位…。
それ以外の、がん、脳卒中も決していいとはいえない順位でした。

この結果を聞き、子どもたち以上に周りの大人たちが頭を抱えていました。

 


そこで改めて考えなければいけないのが毎日の食事の「質」と「量」。
子どもたちが毎日食べているバランスの良い給食ですが、あくまでも3食の中の1食。

「おうちで食べる朝ごはんと夜ごはんの「質」と「量」は大丈夫ですか?」

 

まず「質」の大切さについて。
つまり「何を食べるか」ということです。
5大栄養素が揃っているバランスの良い食事としておすすめなのが、和食。
昆布や鰹節などの“だし”によってうまみを効かせることにより減塩につながるそうです。

 

 

次に「量」の見直しについて。
年齢など一人一人適切な量は異なるので、目安となる1日分のエネルギー量を知ることが大切だそうです。


子どもたちは、いつも家で使っている茶碗にごはんをよそってみて、自分の食べている量を確認しました。

 

大体の目安はこちら。

 

「おかわりもするから、目安より多く食べてるね。」
「見直しが必要かも…。」

 

また、1日に必要な野菜の量やおやつを食べるポイントも教えていただきました。

 

子どもも大人も、「未来につなげる健康」についてじっくり考え、日々の食事を見直す良い機会となりました。
毎日の食事に気を配っていきたいものですね。