４月２３日（水）に、今年度初めて特別支援学級又は通級指導教室の担当になった教員として、特別支援教育に関する基礎的事項について研修に取り組み、特別支援教育に携わる教員としての資質を高めることをねらいとした、特別支援学級等新任担当教員研修を行いました。

　まず「特別支援学級担任の１年間」について総合教育センター指導主事が自身の担任経験を踏まえて講義を行いました。

　次に、本市で今年度より特別支援学級が設置されている全ての小学校に特別支援教育ソフトを導入したことを踏まえ、そのソフトをより効果的に活用するため、当該ソフトを開発した企業の社員を講師として講義・演習を行いました。

　話を聞くだけではなく、実際に端末で明日から活用できる教材を検索する時間も設けられ、研修者が明日以降の授業に生かすため、熱心に教材を検索する様子も見られました。

　主に中学校の先生方は別会場で「プロトコルの活用」について学びを深めました。（※特別支援教育におけるプロトコルとは「障がいのある児童生徒の支援に関する具体的な手順や方法」を指します。）

　実際にプロトコルを活用している中学校の先生を講師として、プロトコルをより効果的に活用するための方法について講義を行いました。

　当日の最後には教育支援アドバイザーから「校内支援体制の構築に向けて」講義を行いました。

　特別支援教育は支援学級に在籍する児童生徒だけではなく、すべての子どもが対象となるので、学校全体で組織的に取組む必要があり、関係機関や保護者との連携がとても重要となることを研修者たちは学びました。

　画像はありませんが、講義終了後に「特別支援学級の学級経営・教室経営」について研修者同士で効果的な取り組みや悩みを共有する時間も設けられました。研修終了後も指導主事やアドバイザーに熱心に話しかけている研修者もいました。

　この研修で、子どもたちの見取り方、子どもたちへの支援の仕方についての新たな学びがあったかと思います。次回の６月の研修でその学びの成果について、研修者の皆様からお聞きするのを楽しみにしています。