2019年8月の記事一覧
奉公碑(笠間藩神谷陣屋の歴史)
奉公碑 ※大正6年建立
本校の敷地に建つ石碑。笠間藩の陣屋が置かれていたことや、戊辰戦争時の陣屋にいた笠間藩士の攻防の様子などが刻まれている。
額字(篆額):牧野貞亮氏(笠間藩牧野氏)
文:木村信義氏(※旧笠間藩士で茨城県笠間市の実業家、日本画家 木村武山の父)
書:野田庸信氏
龍の彫刻(笠間藩神谷陣屋の歴史)
龍の彫刻
江戸時代から明治初期、本校の敷地にあった笠間藩神谷陣屋に飾られていた装飾の一部。明治6年(1873年) 学校創立を記念して、笠間藩神谷陣屋を所領していた笠間藩主牧野公が、当時の陣屋の室内装飾の一部であるこの「龍の彫刻」を本校に寄贈された。陣屋の2階(玄関の上)に飾られていたものとの記録がある。
※笠間藩神谷陣屋について
笠間藩神谷陣屋は戊辰戦争で焼失、その後まもなく再建され藩政を執行したが、明治4年(1871年)の廃藩置県により、現在のいわき駅前周辺に磐前県の庁舎が設置されたため、陣屋は使用されなくなり、小学校の校舎として使用することとなった。ちなみに明治6年の開校当時は笠間藩牧野氏の紋章である柏葉を校章としていた。また、当時、地域の学校建設は村民が負担していたが、神谷陣屋が使用できたことで、校舎建築の負担なく学校を開設することができた。(参考:志賀伝吉氏『神谷村史』)
ゲンジボタルを発見
2019年7月5日撮影(階段踊り場の窓)
ゲンジボタル
本州から九州、対馬に分布し、水のきれいな川沿いの草地などにすむ。水辺のミズゴケなどに産卵し、幼虫は水中のカワニナという巻き貝を食べて成長する。成虫は6月から8月に見られ、日本の夏の昆虫として古くから親しまれているが、農薬による汚染や護岸工事で生育環境が悪くなり、数は減っている。(ポプラ社『ポプラディア』より)
※本校の校章には「ホタル」がデザインされています。
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