発達障がい教育講座(特別支援学級等新任担当教員研修③)
7月29日(月)に文化センター大ホールで発達障がい教育講座を行われました。230名を超える先生方が参加しました。
講師を務めてくださったのは、郡山市にある発達支援室ひだまり室長、齋藤忍先生です。齋藤先生からは「多様な学びの支援~分かる・できる・楽しい授業づくり~」と題しまして講義をいただきました。
小学校の教員として、通常の学級、特別支援学級、通級指導教室を担当され、県養護教育センター(現・県特別支援教育センター)指導主事としてのご経験、さらに大学でも教鞭をとられ、特別支援教育に深く関わって来られた実践を交えながら、ご講義をいただきました。
講義に際しては、演習も取り入れていただきました。前列の先生方には読むことに困難を抱える児童を体験していただき、その児童に対する教師の関わりについて学ぶ演習もありました。また、各教科等における配慮の例についてもお示しいただき、研修を受けた先生方が2学期から活用できる内容をたくさんご教示いただきました。
後半の演習では、小学校低学年・高学年、中学校における具体的な場面について、具体的に困難を抱える児童生徒にどう寄り添い、どういう意図でどのような手立てを講じるのか具体的に小グループで協議を行い、協議した内容について共有し、最後に齋藤先生から助言をいただきました。
受講された先生方は、講義や演習をもとにして2学期からの実践に向けて意欲を高められていた様子が見られました。困難を抱えている児童に寄り添った指導・支援を続けていただければと思います。