こんなことがありました!

花丸 次世代のためのメディアリテラシー育成事業第1回授業研修会を行いました。(2年1組:学級活動)

 5校時目、2年1組で「次世代のためのメディアリテラシー育成事業」にかかる第1回目の授業研修会を行いました。今回は、福島県教育庁いわき教育事務所の先生や、本事業にいわき市の中学校として取り組んでいる江名中学校の先生方にも授業を見ていただきました。指導助言者には、医療創生大学心理学部教授の中尾剛先生をお迎えしました。中尾先生は、県内のサイバー犯罪や青少年健全育成のために尽力されており、本事業の「ふくしま情報モラル教育アドバイザー」として、年間を通じてご指導をいただいている先生です。
 今日は、学級活動の授業として「本当に 教えてもいいの?」と題して、個人情報を保護することの大切さについて、生活場面での模擬体験を交えながら、その危険性について考えました。子ども達の生活に実際に起こりそうな事例(新しいおもちゃを作るためのアンケートに答えると、素敵なプレゼントがもらえるという案内にひかれて個人情報を郵送してしまい、多額の請求書が届いた)を実際に体験させました。個人情報を安易に記入(教えて)しまった結末の出来事に、子ども達の落胆と後悔する場面もみられました。アンケートに答える・答えないと、意見が分かれる場面や親に相談してから決めるなど、自分事として考えることができた子ども達、個人情報とは何なのか、そして個人情報を安易に提供することの危険性等について2年生なりに考えることができる授業でした。たくさんの先生方に見られている中でも、自分の考えを堂々と発表したり、ワークシートに分かりやすく書いたりするなど、2年生になり半年たった成長の様子を見ることができました。

 研究協議会では、授業についての話し合いはもちろん、小学校での情報モラル教育の在り方や他教科との関連等についても話し合われ、有意義な会となりました。