15:10より、本校学校歯科医の「いいの歯科医院」鈴木先生、学校薬剤師の「ハル薬局」安田先生、PTA保体部長の千葉様にお越しいただき、「学校保健委員会」を開催いたしました。


「学校保健委員会」は、昭和33年の学校保健法施行にともない、学校保健計画に規定すべき事項として、学校における健康に係る諸問題を協議し、学校と家庭、地域社会、専門機関が連携して児童の「健康づくり」を推進する組織として位置づけられたものです。
学校教育における最優先事項は、子供の安全・健康です。健康は、あらゆる教育活動の基盤であり、楽しい学校生活も、学力向上も、これなしには始まりません。本校児童の健康状況を確認した後、それぞれの立場から意見交換がなされたあと、懸案事項について、鈴木先生、安田先生からご指導をいただきました。お忙しい中、ありがとうございました。

本校6年生が、「リーディングスキルテスト」を受検しました。このテストは、「国立情報学研究所」がベネッセコーポレーション、東京書籍、NTT等との産学連携プロジェクトにより開発したもので、受検者はすでに4万人を超えています。
今回は、CBT方式(Computer Based Testingの略)での受検でしたが、これは、2020年の大学入試制度改革でも導入が検討されている、問題用紙やマークシートなどの紙を使わずコンピュータで受験する方式のテストです。



実は、8月に一橋大学で行われた「Net Commonsユーザーカンファレンス」において、国立情報学研究所からのご頼を受け、本校ホームページの実践発表をさせていただきましたが、そのご縁もあり、今回、所長の 新井 紀子 教授 のご厚意で無償で受検させていただきました。

この「リーディングスキルテスト」を開発された新井先生は、ロボットは東大に入学できるか、という「東ロボくん」プロジェクトで知られる日本のAI研究の第一人者です。東ロボくんは、MARCH(明治、青山、立教などの大学)の一部学科の模試では、A判定(合格率80%)を得たものの、AIは文章の読解が苦手なため東大合格は断念しました。
新井先生は、この研究の過程で今の子供たちに必要な力を整理して、私たちに提示してくれました。今後、AIによる労働代替が進み、多くの仕事が奪われると予想されている近未来の社会において、人が活躍の場を確保するためのスキルとして「読解力」は 極めて重要な力となっていくと考えられます。しかも、驚くことに、子どもたちの読み方はAIに似ているといいます。

明日には、早くも詳細な分析結果が出ます。「全国学力学習状況調査」の結果と合わせて分析することで、子供たちの特性をさらに詳細に把握し、指導の改善に役立てたいと思います。
私たちも、プレテスト問題を実際に解いてみました。子供たちに求められている力・必要な力を身に付けていくためにも、時代を的確にとらえ、研鑽を積んでいきたいと思います。
4年生の算数の授業をふとのぞいてみると、とても活発な授業、いわゆる「アクティブ・ラーニング」が行われていました。アクティブ・ラーニングとは、子供が「主体的」に学習に取り組み、多様な考えを持ち寄りながら「対話」(学び合い)を通して、学びを「深めて」いく学習のことをいいます。活動しながら学ぶということではなく、アクティブであるべきは頭の中です。
「学び合い」は、本校の今年度の研究テーマでもありますので、今日の授業をもとに、その一端をご紹介します。

今日の授業のねらいは、「5400×320の計算の仕方を考えよう」でした。「答えを求めよう」ではありません。「計算の仕方を考えよう」がねらいであり、よりクリアな求め方を工夫することが大切です。

3つの考え方(計算の仕方)が出されました。
Aさんは、これまでのかけ算の基本通り「1の位をそろえて筆算で計算」しました。

Bさんは、「末尾の0の前で区切って計算し、答えに除いた数の0をつける」という方法でした。

Cさんは、「0を取って54☓32の計算をし、答えに取った数の0をつける」という方法でした。

自分のやり方で答えを導いた子供たちが集まって、どの方法が「CLEAR」(クリア)か話し合っています。

「CLEAR」(クリア)は、本校が今年度から取り入れている学び合いの観点です。私が15年ほど前に勤務していた某学校で、算数部の仲間と考えた観点ですが、「すっきり・簡単・いつでも使える」等の算数的価値をもとに話し合いを進めることで、数学的思考力を育成するのにとても役立っています。話し合いの中で、「この2つは似ているね」とか、「こっちの方が簡単だよね」「この方が間違いが少なくていいんじゃない」など、それぞれの方法の良さや共通点、違いなどに気づいていきます。

練習問題を解いた子供たちが集まって話し合う中で、「0が一つ少なかった!」と気づいた子のおかげで、「0を除いて計算して、あとからつける方が簡単」「48☓25のように最後が0になる場合、間違いやすいから0を取って計算して最後に付けた方が、間違いが少ない」などに気づいていきました。
単に答えを求めるだけなら、電卓やスマートフォンの方が正確に素早く計算してくれます。大切なのは、より効率的に答えを導き出す「考え方」を知ることです。こうした学びが、AIの進化に負けない子供たちの「考える力」を育てていきます。
校庭に、仮囲い(高さ3mの鉄板)を設置するための、支柱パイプ・控えパイプの設置が始まっています。想像以上の広さで、校庭の半分以上が使えない状態になります。


子供たちは、狭くなった校庭を元気に走り回っています。作業されている業者の方も、「休み時間」や「登下校時」には、子供たちの安全を考慮し、作業を中断するなどの措置をとってくれています。


先週に続き、本日も、書家の 丹 美枝 先生 にお越しいただき、5・6年生の書写のご指導をいただきました。先生のポイントを整理した的確なご指導に、子供たちは、みるみる上達しています。
5年生「文庫」



6年生「豊かな心」



本校の若手教員の指導力向上のため、コアティーチャーの 本間 愛 先生(小名浜三小)が来校されました。算数の授業を中心にご指導いただきますが、豊富なご経験に基づき、学級経営や生徒指導のあり方などについてもご指導をいただきました。本日を入れて計5回ご指導いただく予定になっております。よろしくお願いいたします。


本日、田村市陸上競技場において「第28回福島県リレーカーニバル大会」が開催され、本校特設陸上部からも11名が参加しました。県内各地から1,200人を超える児童が参加し、応援の保護者等を含めれば軽く3,000人は超える超満員の熱気の中、8つの種目で熱戦が繰り広げられました。


本校からは、800m(女子)、1,000m(男子)、ジャベリックボール投げ(男子)、走幅跳び(男子・女子)の5種目に参加しましたが、女子走幅跳びに出場した6年の鈴木さんが、436cmを跳び準優勝の快挙を成し遂げました。おめでとう!

今回参加した児童の多くは、いわき市陸上大会や日清カップとは違う種目へのチャレンジでした。わずか十数日という短い練習期間を考えれば、難しい挑戦であることは明らかでしたが、子供たちは「やってみたい!挑戦したい!」という気持ちを強く持っていました。
自分が「何に向いているか」より「何がやりたいか」が大切なんだ、と言わんばかりに…。「大切なのは結果じゃねぇ!生き方だ!」そんな彼らのひたむきな姿に、教えられたのは、私たちの方でした。

今大会をもって、特設陸上部の今年度の対外試合参加は終了となります。お忙しい中、日々の練習や大会の送迎・応援等にご協力いただきました保護者の皆様に、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
5校時に、根本 美紀子 先生 を講師にお迎えし、「鍵盤ハーモニカ講習会」が行われました。初めて鍵盤ハーモニカにふれる1年生に、ホースのつなぎ方や音の出し方などについて、楽しく教えてくださいました。
※ 初めてとは思えない、子供たちの素晴らしい演奏の一部を「動画Contents」ページでご覧ください。


本日、9:30より、いわき芸術文化交流館アリオスにおいて、「平方部小学校音楽祭」が開催されました。朝からリラックスした様子で元気いっぱいだった4年生。参加15校中、最も少ない人数での演奏でしたが、それを全く感じさせない、迫力ある堂々とした素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
4年生のみなさん、感動をありがとう!! そして保護者の皆様のご協力に、心から感謝申し上げます。

写真撮影はできませんでしたので、会場の雰囲気だけ・・・。


本日より、除染土壌の搬出作業が始まりました。既に7月19日付けの文書(いわき市教育委員会教育部長より)でお知らせしたものですが、東日本大震災時の原発事故に伴う除染作業で発生した除去土壌を、完全に搬出するものです。校庭の南側半分程度の広さに、高さ3mの仮囲いを設置して作業を行いますが、工期は10月末までを予定しております。
工事に伴う車両の出入りは、校庭東側の児童通学口を利用することとなりました。当初予定していた校庭南側では、車両の重さで、門のレールが損傷してしまう可能性があるためです。
皆様には、ご迷惑をおかけいたしますが、児童の安全を最優先に作業をしていただきますので、ご理解とご協力をお願いいたします。


