学校の様子から(今日の授業の一コマ)
2025年11月14日 09時32分「学びの発表会」が明日に迫り、子どもたちも意欲を高めているところですが、気持ちを切り替えながら、普段の学習にも力を入れています。
今日は、仲間の考えを互いに聞き合い考えを深める場に焦点をあてて紹介いたします。
まずは、2年1組の様子です。
2年1組では、算数のかけ算の学習をしていました。
今日は、かけ残九九の仕組みを見つめ直し、「○×△=◇」の式はどのように分解できるかを考え合っていました。
誰かが自分の考えを発表する際、他の子どもたちは皆一斉に、発言する仲間の方を向いて耳を傾けます。
仲間の発言をよく聞き、受け入れながら、自分の考えと比較します。
自分の考えと異なっていれば、「そういう考え方もあったのか」と肯定的に受け止め、自分の考えを深め合っていました。
続いて、4年1組の様子です。
4年1組は、算数の単元「計算のきまり」の中で、「●」が並べられた図を見て、「●」の数を式を使って求める、という学習をしていました。
「●」をどのように分けるかによって、式は異なります。
ここでは、それぞれが考えた式をはじめに発表し、その式になった考えとして「●」をどのように分けたのかを、みんなで考えます。
自分の考えた式を黒板に書いて、みんなに伝えます。
他の子どもたちは、その式を見て、どのように「●」を分けたのかを考えます。
考えることができた児童が、電子黒板を使い、「●」を線で囲みながら分けていきます。
一つの図(上図参照)でも、「●」の分け方、式の立て方は多様にあります。
互いの考えを聞き合うことで、多様な考え方があることを知り、それぞれの考えのよさを理解していきます。
学校では、集団での学び合いの中で、それぞれが思考や理解を深めています。
集団だからこそ深められる学び合いをこれからも大切にしていきたいと思います。