半旗で弔意を。14年が経ちました。
2025年3月11日 00時09分 「 今日は3月11日ですね。今から14年前の2011年3月11日(金)、午後2時46分に、マグニチュード9.0 最大震度7の「東日本大震災」が発生しました。建物が崩れたり、巨大な津波が海岸に押し寄せました。いわき市などの福島県の浜通りに大きな被害がありました。そしてたくさんの人々の命が失われ、多くの建物が壊れたり、津波に流されたりしました。電気・ガス・水道のストップがあり、人々の生活を困難なものにしてしまいました。
さらに、双葉郡にあった東京電力福島第一原子力発電所が津波によって破壊され、建物が水蒸気爆発を起こす事故が起きました。放射性物質という生き物に害のある『小さなちり』がたくさん空気中に飛び散り、たくさんの人が避難しました。未だに避難生活をさせられている人たちもいますし、生活に困っている人たちもたくさん・・・(略)・・・福島県の内堀知事からメッセージが届きました。そこには、こう書かれています。
『同じ悲劇を二度と繰り返さぬよう、記憶と教訓を後世に引き継いでいかなければなりません。被災された方々の言葉に耳を傾け、自分事として捉えようとする姿は、正に未来への希望です。』
つまり、東日本大震災のことを伝え続け、その学びを新しい生活に生かすことが大事なことですよと、内堀知事は言っているのです。震災の恐ろしさ・大変さの学びは、たくさんの犠牲者の上にあります。今日の2時46分には、犠牲になった方々へご冥福を祈ってくださいね。
以上で、校長先生のお話を終わります。」
今日の掲揚塔は、半旗です。東日本大震災で犠牲になられた方々に弔意を表しました。さらに、校長より全校児童へ、先に紹介したお話をしました。
震災を語り続け、犠牲になられた方々の死を無駄にしないためにも、私たちは教訓を得なくてはいけません。福島県の復興が、元に戻るだけでなくそれ以上に進むことを心から祈るばかりです。未来を託す子ども達にとって、住みよい福島県であってほしいです。