日誌(今日の記事です) 

普通の授業で50分集中できるわけはない

・よく「1時間(1コマ)しっかり授業に集中しなさい」と言う大人がいますが、私は無理ですね。最低の授業は、教師が教室に入り次第、「はい、教科書の何ページ開いて」からそのまま笑顔も抑揚もなく終わりまで淡々と授業を続けるものです。自分が子どもだったら(ま、今もそう変わりませんが)楽しくもなんともない、つまらなくて、教師に嫌悪感しか感じないでしょうね。ちょっと元気のいい子なら、反抗することもあるでしょう。確かに、そんな先生は真面目に仕事をしていると言えますので、反抗する子が悪いということになりそうです。

しかし、私は違うと思っています。淡々と授業を進めるのならば、映像資料にすれば良いのです。子どもの表情を読み取りながら、手を変え品を変え、少しでもわかるように工夫すること、これが生きている子ども達に対する教師の手腕だと思っています。例えば、理科の時間ならがんばれば3分で覚えることができる重要な用語があります。この3分間を集中させるために、あえてその他の47分を関連するような子どもの興味をひく雑談で終える、ということもあっていいと思っています。50分だらだらやって、結局何も身に付かないのなら、3分集中して身につけた方が、はるかに効率的ではないでしょうか。