ふろしき講習会(4年)その3

3校時の様子です。この時間は結び方の基本についてお話を聞き、自分でやってみる時間です。まずは、結ぶところについてです。①となり(の角) ②向かい(の角) ③一つ(の角)の3通りあるそうです。

 次に、結び方についてです。①一回 ②二回(しっかり結び、真結び) ③ 一つ の3通りあるそうです。

一つのところを玉結びにします。これは簡単にできそうですね。

みんなできたようです。次は2回結びに挑戦です。

「校長先生。」と声をかけてくれる子ども達。教えていただいてできた、という気持ちがあふれています。

最後は、基本の形についてです。三角形と四角形にすることで、ふろしきにすき間(ものを入れるスペース)ができることを利用して、いろいろな結び方にできるそうです。まずは、三角形、そして四角形の順に挑戦します。

この講習会で、ふろしきの結び方の基本を身に付ければ、包むものによって、大きさや結び方を工夫することで上手にふろしきを使うことができることを学ばせていただきました。最後に、「包」という漢字の成り立ちについてお話がありました。

「包」の漢字は、「勹」は横から見た人の形。「己(巳)」は胎児(たいじ)の形だそうです。つまり「包」は人の腹の中にいる胎児の姿を文字にしたものだということを教えいただきました。お話を聞いて子ども達は、ふろしきを使い様々なものを大切に包んできた、日本人の知恵や文化の深さを感じ取ってくれたことと思います。根本紀太郎先生、本当にありがとうございました。