11月26日 見つけただけでは終わらない

1学期に国語辞典の使い方を学習した3年生。その後もことあるごとに辞典を活用しています。

だいぶスムーズに言葉を見つけられるようになってきました。

しかし、見つけただけで満足してはいけません。

 

国語の教科書ですっかりおなじみの「三年とうげ」。

「とうげ」の意味を調べていると・・・

「①山などの坂道を登りつめた所。②物ごとのいちばんさかんな時期。」(小学館「例解学習国語辞典」より)

とありました。物語の中での使われ方から考えると、今回は①の意味がしっくりきます。

続けて、「なだらか」を調べます。

今度も「①かたむきなどのゆるやかなようす。②おだやかなようす。」(小学館「例解学習国語辞典」より)と、複数の意味が見つかりました。さて、どちらの意味が今回はふさわしいか。

教科書の文と辞典とを行ったり来たりして子どもたちはその意味の理解を深めていきます。

 

デジタル機器の台頭により、すぐに正答や解決策を求めやすくなってしまったこの時代。

ほんの一行の文、たった一つの文節に時間をかけて取り組む。

機器や技術を正しく使いこなすためにも、こんなアナログな活動が小学生にはまだまだ必要です。