8月29日 あなたならどう言う

小学生の姉弟の話。

お姉さんが家に帰ると、子供部屋は散らかっていました。

これから友達が遊びに来るので部屋をきれいにしておきたい姉。

それに対して、弟は棚を掃除するために本やおもちゃを広げていたのでした。

さて、どんないい方をすれば互いに思いを伝えられるでしょうか。

 

なにやら道徳の授業のような場面設定ですが、これは国語の授業の題材です。

自分の思いを主張するだけでなく、相手の気持ちや思い、立場なども考えながら「対話」をしよう、

というのが学習のねらいです。

役割演技なども取り入れながら、子どもたちは頑張って話し合いを進めています。

ややもすると「相手を言い負かす(いわゆる「論破」)」役割演技になりがちですが、担任の先生が各班を回り、うまく軌道修正をしていきます。

「会話」には明確な目的やゴールはありませんが、「対話」には立場や意見の違いを理解しあったうえでお互いの「納得解」を見つける、などの目的があります。

身近な人たちとの「対話」を繰り返していくことで自分と異なる考えや価値観に触れ合うことができます。

 

教室内で、職員室の中で、各ご家庭内で、色々な場所で「対話」が増えていくといいな、と思える授業でした。