6月8日 新川のグッピー

3年生は社会科でいわき市の様子について学習しています。今日は「市役所のまわりの様子」について学習しました。

ついこの前「カミツキガメ」が捕獲された「新川」も話題にあがりました。担任の先生が小学生だった頃の思い出話として、実際に新川で捕まえたことのある生き物をお話ししてくれました。ナマズ、フナ、モクズガニ、ウナギ、ボラ、グッピー・・・

 

グッピー!?

 

外来生物のグッピーがいたということはおそらく誰かが放してしまったものでしょう。それにしても「熱帯魚」であるグッピーが野生化して生き続けられるでしょうか。温暖化といわれるようになってだいぶ経った今の時代なら「もしかしたら・・・」とも考えられますが、これは先生が子供のころの話。みんな不思議がっている中、一人の子が「生活排水の影響かな」とつぶやきました。するどい意見です。

 

先生がいわき市の地図を広げるように言いました。どうやらヒントがありそうです。

新川を上流に向かってさかのぼる途中にかつて存在していた施設からお湯が流れ出ていたそうです。新川から湯気が立ち上ることもあったとか。たくましくグッピーが生き延びたことに驚きながらも納得がいきました。

 

分かったつもりで流すこともできる話題ですが、グッピーは「外来種」であること、「熱帯魚」であること、その熱帯魚が生きながらえたこと、よくかん考えてみると不思議なことだらけです。ちょっとした気づきや疑問にこたえ、子供たちが「なるほど」と思うことのできる時間でした。