こんなことがありました。

あと5日!NHK杯放送コンテスト県大会~ラジオ番組制作

 いよいよ明日は第1学期の期末テスト…ということで、生徒たちは学習に集中して取り組んでいますが、NHK杯全国中学校放送コンテスト福島県大会も6月25日(火)に控えており、制作メンバー6人は部活動や学習などに忙しい中、準備を進めてきました。 このコンテストには、個人として出場する「アナウンス部門」に「朗読部門」、そして番組を出品する「ラジオ番組部門」と「テレビ番組部門」があります。そこで、フルエントリーをしている南中生徒の制作風景や練習の様子を4回にわたってご紹介します。

 今回紹介するのは、ラジオ番組制作の様子 です。7分以内で学校生活や中学生を取り巻く環境について番組にまとめますが、生徒たちが選んだテーマは「選挙」でした。 

 制作メンバーの多くは、5月にいわき市役所のホームページで公開された選挙啓発動画の制作に携わっています。若い世代や働き盛り・子育て世代の投票率が低いと知ったメンバーは、「選挙に行こう」というキャンペーン動画を制作したのですが、逆に「もし選挙に行かなかったら…」と仮定してストーリーを展開していきました。その物語をドラマ仕立てにして進行していきます。 

 もちろん2、3人で会話するシーンがありますが、何といっても多忙な生徒たち。昼休みや放課後など、都合のいい時間にやってきて個別に収録を済ませることもあります。例えば、親子が2人で会話するシーンがあるのですが、実は まったくの別録り。しかし、ストーリーを共有し互いのキャラクターをしっかりと認識しているため、不自然さは全く感じません。 

 「選挙権は60歳以上」…極端なパラレルワールドを演出するには、どうしても大人の声も必要!ということで、先生方にも出演を依頼して録音に協力していただきました。 あまりの先生方のなりきりぶりに生徒たちは驚くと同時に、「よい作品に仕上げなければ」と決意を新たにしたようです。さらに実際に選挙啓発動画を制作した生徒たちへのインタビューなどを収録して、ついに ラジオ番組「選挙は非日常?」が完成! コンテストでも、聞いてくれた人に選挙についていろいろと考えてもらえるといいですね。