鼓笛の引継ぎに向けて
2025年1月16日 10時25分毎年3学期になると、毎朝、次年度の鼓笛の引継ぎに向けての取り組みが始まります。
現在、本校では児童と向き合う時間の確保のため、日々の授業の質的向上のため、様々な行事について精選が図れないか現在検討中です。
鼓笛もその一つですが、保護者アンケート結果や子ども達の意見を踏まえ、教職員全体で検討した結果、次年度は、今年度同様の取り組みをしようということになりました。保護者の皆様には2月の学校だよりで詳細についてお知らせいたします。
5年生は、太鼓やマーチングキーボードなど、6年生のみが担当する楽器を引き継ぐことになります。
それぞれの割り当て人数も限られるため、例年、オーディションによって担当を決定しています。
そのため、現在、5年生はオーディションに向けての練習を頑張っています。
朝の時間、6年生がその楽器を担当したい5年生に、丁寧に演奏の仕方を教えてくれています。
どの楽器においても、6年生のやさしさが感じられる雰囲気で練習をしていました。
その中で、とても素敵な場面を見つけました。
5年生がいない所で、6年生が一人、演奏の練習をしていました。
話を聞いてみると、今はこの楽器の希望者がいないとのこと。
それでも、後でこの楽器を担当する子が決まるので、その時にきちんと教えてあげることができるよう、自分の練習をしているそうです。
この発想ってすごいですよね。
「希望者がいないのなら、やらなくていいや。自分の好きなことをして過ごそう。」
とならないのです。
こんな素敵な子が本校にはいます。嬉しい限りです。