学校の様子から(6年 理科実験講座)
2025年12月9日 13時48分今日は、株式会社クレハいわき事業所にて、6年生の理科実験講座があり、6年生全員が参加し学んできました。
いろいろな実験を用意していただき、社員の方々から科学のおもしろさやよさを教えていただきました。
その様子を紹介します。
ミカンの皮を科学の力で取り除く実験です。
口に入れることができ、身近にある液体で、みるみるうちに皮が取り除かれていきます。
実験で気づいたことや感じたことを振り返り、社員の方から説明をいただきながら、言葉を通して理解していきます。
続いて、ドライアイスを使った実験です。まずは、水にドライアイスを入れとかしていきます。
ビーカーにシャボンの膜を被せると、ドライアイスから出た気体(白いけむり)で、シャボン玉のようにどんどん膨らんでいきます。
ドライアイスから出た気体(白いけむり)の正体を探っていきます。
火を灯したろうそくを静かに白いけむりの中に入れていくと、火は消えてしまいます。
学校の理科の授業で学習したことを振り返り、今回の実験とこれまでの学習経験を結び付けながら、白いけむりの正体は二酸化炭素だと気づきます。
ドライアイスは作れるのか?という問いに対し、二酸化炭素の凝固点よりさらい低い温度の液体窒素を使って、実際に凍らせてドライアイスを作ってくださいました。
次は、その液体窒素を使い、いろいろなものを凍らせる実験です。
バナナを液体窒素で凍らせると、釘をうつことができました。
また、生花を凍らせてみました。手で軽く握ると、パリパリと粉々になってしまいました。
さらに、凍らせたマシュマロを食べさせてもらいました。
口に入れると、鼻から吐いた息が真っ白になって出ていきます。
続いて、クレハさんの商品であるラップのすごさを教えていただきました。
ラップで包んだことで、ビンの中の食品の匂いが出てこなくなることに驚きました。
また、研究によりつくられた「ピエゾフィルム」という素材のすごさを教えていただきました。
音楽が流れるパソコンからそのフィルムに電気を通すと、そのフィルムから音楽が流れてきました。
そのフィルムを曲げると、さらに音が大きくなり、驚きです。
また、そのフィルムを引っ張って戻すという作業を小刻みに繰り返すと、電気が生じ、導線でつないだ発光ダイオードが点灯しました。
まとめの様子です。今日の実験を振り返り理解を深めました。
社員の方々には、今回の子どもたちの先生となって、とてもやさしく丁寧に教えていただき、また、どの実験も楽しく行うことができ、子どもたちは科学のいろいろな不思議を感じながら、科学のおもしろさを存分に味わうことができました。
今回の経験を通して、さらに理科が好きになったことと思います。
クレハ株式会社いわき事業所のみなさん、ありがとうございました。