防災教室~中学校全校生~
2025年11月21日 18時59分11月21日(金)の5・6時間目に、自衛隊福島地方協力本部いわき地域事務所の浅木所長をはじめ7名に来校いただき防災教室を実施しました。
教頭から防災教室の目的、災害時の「自助・共助」について話したのち、講師紹介をさせていただきました。続けて、浅木所長より自衛隊について説明をしていただき、災害に備えてできること災害時の行動等について講話をいただきました。その後、3つのブースで実技体験を行いました。
〇寝袋作成
まずは、自分たちでブルーシートを用いて寝袋を試行錯誤しながらつくります。
まるで、どこかに捨てられてしまうのでは…と心配になってしまうグループもありましたが、いろいろアイディアを出しながら寝袋をつくっていました。隊員の方から見本を見せていただくと、生徒たちからは「(藁の)納豆みたい」と声が上がりました。さらに、保温のために100円ショップで売られている、アルミのシートを備えているとよいとのことです。
〇非常用発電機
小型エンジンのついている手動式の発電機を始動させる体験をしました。「草刈り機みたい」と三和らしい反応が見えました。屋外での体験だったため、寒さのためポータブル電源を使用したドライヤーの温風に群がる生徒たちの反応がかわいらしかったです。
なかなかエンジンが始動しなくて生徒たちは苦労していました。
〇ひも切り
ナイロンひもやロープを切りたいときナイフ等がないとき、どうしたらよいのでしょう。手で引っ張ってちぎることはできません。そんな時、摩擦熱を利用するのだそうです。
手の使い方がわからず苦労する生徒が多かったのですが、いったんコツをつかむとスムーズに切れるようになりました。太いロープも摩擦熱で切れるなんてすごいですね。
このふたりは、コツをつかんだのか猛スピードで切れるようになり、競争が始まりました。
あっという間の体験の時間を終え、閉会です。生徒代表のお礼のことばを隊員の方々にお伝えしました。
あいさつ、進行などを務めてくれた生徒会本部役員の生徒の皆さん、お疲れさまでした。
そして、本日お世話になった自衛隊のみなさま、たいへんありがとうございました。
今日の教室を通して、「自分の命は自分で守る」そして、隣にいる友達や家族、地域の人たちをも助けられる「共助」の一員として頼られる人への成長につながってくれることを期待しています。