理想は高く!こころはひろく! 夢に向かって のびゆくわれら!
 
 
当サイトの内容、テキスト、画像等の転載・使用を固く禁じます。
 

フォトアルバム

日誌

作文紹介「いじめは許さない」

2025年9月10日 13時46分

 夏休みの課題にあった作文の中で、とてもよい作品があったのでお知らせします。

 実は、9月9日(火)の全校集会でも、子どもたちに紹介させていただきました。子どもたちも真剣に聞いてくれたことに感謝です。心の中に響いてくれるといいなと思いましたし、少なくとも、このような作品を書ける子どもたちが、ここ久之浜一小にいるということを嬉しく思います。

IMG_1931

 以下、全文です。

   「いじめは、許さない」

 ぼくは人より勉強が苦手です。忘れ物も多く、テストでは変な間ちがいをして、漢字も苦手です。そんなぼくにも自まんできることがあります。それは、人や動物に優しくすることが好き、ということです。困っている人がいたら大丈夫かなと気になるし、家族の具合が悪い時には、自分にできることを考え、飲み物や氷まくらを準備するなどしています。

 ぼくは、一本の動画を見ました。一枚の紙に悪口を言ってその紙をくしゃくしゃにしていき、その後その紙に謝るのですが、一度くしゃくしゃになった紙はどんなに謝られても元には戻らない、という動画です。その動画を見て、一度傷ついた心は絶対に元に戻らないのだと思いました。人に悪口をいってしまったら、動画の紙と同じように友達の心も傷付き、元に戻らないのだと思いました。

 叩く・ける・からかう・物をかくす、無視するなどは、分かりやすいいじめだと思います。でも、いじめはそれだけではなく、たった一言でも相手を傷付けることがあります。「きもい」「うざい」「ばか」などはなど、冗談のつもりでも、言われた人の心にはずっと残ってしまうかもしれません。

 そしていじめは、人の心や命をうばってしまうことがあります。いじめで学校に行けなくなり、自分を傷付けてしまい、自分で命を絶ってしまった人のニュースを見た時、とても怖くなりました。もし自分や友達がそうなったらどうしよう、そんなこと絶対あってほしくないと思いました。

 人には皆、得意なことも苦手なこともあり、性格も見た目もそれぞれです。でもそれは個性であり、その人の良いところなのだと思います。そして人には誰でも大切にされる「人権」があり、いじめはその人権を踏みにじる行いです。皆しているから、冗談のつもりだった、などはいじめを正当化する言い訳であり、いじめていい理由などにはなりません。

 いじめを無くすには、いじめをしない・させない・いじめを許さないことが大切であり一人一人が正義の心を持たなければいけません。だめなことにはだめといえる人が、本当に強い人です。「言ったら自分がいじめられるかも」と不安になることもあると思います。でも、誰かを守るために声を出す勇気があれば、世界はきっと変わっていきます。

 そしてぼくは、本当の友情を大切にしたいです。一緒に遊ぶだけでなく、辛い時や困った時も、いつでもそばにいてくれるのが本当の友達です。もし友達がいじめられていたら、一緒にいて、いじめを止めたいです。ぼくは苦手なことが多いけれど、皆に負けない優しさと正義の心を持ち、いじめをしない・させない・許さないという気持ちで行動できる人になりたいです。そしていじめのない学校にしたいです。「いじめはいけない」と皆が思い、正しいことをする勇気を持てますように。

 子どもたちには、いじめはよくないということはもちろんですが、

  ・されてしまった人の気持ちをよく考えられる人

  ・悩んでいる人を見かけたら優しく声をかけられる人

 になってほしいということを話しました。

 長文になってすみません。最後までご覧いただきありがとうございました。