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2020への道

 昨日の8月19日(日)、いわき市主催、日本パラリンピアンズ協会共催で、「平成30年度いわき市出身パラリンピアン トークイベント・パラスポーツ体験会」が、いわきサンアビリティーズで開かれました。ゲストは、本校卒業生の半谷静香選手でした。出身中学校長ということでお招きをいただいたのですが、実は半谷選手が本校在学中、私が数学を担当していたということもあり、楽しみにしておりました。

◆半谷静香選手プロフィール◆
視覚障がい者柔道48kg級 / エイベックス株式会社所属
生まれつき弱視で、いわき市立平第一中学学校1年生のときに兄の影響で柔道を開始し、筑波技術大学に入学後、視覚障害者柔道を開始。
全日本視覚障害者柔道大会優勝(2014年・2015年)
2012ロンドンパラリンピック7位入賞(柔道女子52kg級)、
2016リオパラリンピック5位入賞(柔道女子48kg級)
2017年10月のワールドカップ(ウズベキスタン)では、自身初のメダル(銅)を獲得。
2018年4月のワールドカップ(トルコ)でも銅メダルを獲得した。
2020年東京パラリンピックでは金メダルを目指す。
2017年には、いわき市市民栄誉賞を受賞した。

 中学校時代から、何事もまじめに一生懸命に取り組み、ひょうきんな面も持ち合わせていた彼女でしたので、トークショーでのトークも冴え、また、目隠し伴走という貴重な体験をさせていただくことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

 半谷選手のパラ柔道での活躍は、私自身、ロンドンパラリンピックの時から応援しておりました。特に、リオパラの銅メダルをかけた3位決定戦の時には、ネットでのリアルタイムリザルトを食い入るように見つめていたことを思い出します。

 トークショーでは、「2020東京パラでは絶対に金メダルを取る。」と力強く話しておりました。もちろん、金メダルへの道は決して簡単なものではないことを十分に理解した上での話でしたので、その並々ならぬ決意にそうとうな覚悟を感じました。
 そんなすばらしい経験をしている半谷選手のお話を、機会を作って全校生に聞かせたいと考えております。

 

平成30年4月トルコ・アンタルヤで開催されたIBSA柔道ワールドカップにて
                      銅メダルを獲得した半谷静香選手(一番右側)