日誌

引き渡し訓練

昨日、引き渡し訓練を行いました。

『児童を安全かつ確実に保護者や正式な代理人に渡す手順を確認し、災害に備える。』を目的にしています。

 

13年前の東日本大震災の日、私は5学年担任として須賀川市の学校に勤務しておりました。

校舎が倒壊するのではないかと思う大きな揺れ、子ども達の悲鳴、命からがら全校生で避難した雪の降る校庭、迎えに来てくださった保護者の方々と涙ながらに抱き合う子ども達・・・。

今でも目を閉じれば、あの時の光景が浮かんできます。本当に幸運だったとしか言い様がないこともあり、その学校ではケガをした児童、教職員は誰もおりませんでした。

校舎はボロボロに壊され、使えなくなってしまいましたが、何とか立ち直って学校教育を再開できたのは、全員が無事であったことが大きかったと今でも思っています。

 

災害はいつ何時どんな場所で起こるか分かりません。何も起きなければ幸せでいられるのでしょうが、未来のことは誰にも分かりません。危機感を持って、常に備えておくことを忘れてはならないと感じています。ご家庭でもお子さんと話し合っていただければと思います。

今後も命を守る指導については、最重要事項として厳しく指導してまいります。

お忙しい中、訓練にご参加いただきました保護者の皆様、ご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。