日誌

インターネットで調べよう(確証バイアスとは?)

昨日の5年生の国語科では、「インターネットを用いた情報収集を行う活動を通して、情報収集をする際には自分とは逆の考えを表す情報を無視するという確証バイアスが働きやすいことに気付き、立場が異なる複数の情報をもとに、自分の考えをもつことができる。」というねらいの授業でした。

 

確証バイアスとは、何かの問題を考えるとき、自分の考えを正しいと思い込み、自分にとって都合の悪い情報を無視してしまう傾向のことです。

 

「皆さんは、学校の給食は給食がいいですか。お弁当がいいですか。」

担任からの問いかけに、子ども達は考えます。ちょうど半数に分かれました。

その後タブレットで自由に調べ始めますが、なるほど、給食を選んだ子は給食のよいところを、弁当を選んだ子は弁当のよいところをワークシートに書き出しています。

「インターネットを使った情報収集では、はじめにもったお題に対する自分の考えを正しいもとの思い込んで、自分とは逆の考えを表す情報を無視してしまいます。例えば、お弁当でなく給食がよいと考えた人は、給食のよいところばかり調べてしまい、お弁当のよいところは調べませんでしたね。・・・このことを確証バイアスと言います。」

 「確証バイアスを意識して、もう一度インターネットで情報を集めてみましょう。・・・」

 

子ども達は、反対の意見を集めていないから情報収集として不十分だと気付き、反対の立場の情報もきちんと見ないといけないことをしっかりと理解したようです。

インターネットは本当に便利な情報ツールではありますが、誤った使用方法では、自分にとって害になってしまうこともありえます。

5年生の皆さん、大切なことを学びましたね。大人になっても忘れないでほしいです。