日誌

震災を考える日

東日本大震災から今日で13年を迎えます。大震災が原因でお亡くなりになった方々とご家族の皆様に、心よりお悔やみ申し上げます。また、ケガをなさった方々や後遺症に苦しんでいる方々、故郷を離れて暮らさなければならい方々に、心よりお見舞い申し上げます。

現在、本校にいる児童はもちろん、日本の小学生達は東日本大震災を体験していません。あの時のことを今後にどういかしていくのか、体験したした者の一人として、次世代にしっかりと伝えていかなければならないと思っています。

「震災を考える日」ということで、本校では予告なしの避難訓練を行いました。子ども達は、大人がそばにいなくても、放送をしっかりと聞いて冷静に行動することができ、2分1秒という短時間で、全校生が校庭に避難することができました。

また、お昼の放送で校長より下記の話をしました。ご家庭でも命の大切さなどについて、一緒に考えていただければと思います。

「あたりまえ」
             昭和五十四年一月一日新年の贈り物(井村和清)
 あたりまえ こんなすばらしいことを、
 みんなはなぜよろこばないのでしょう 
 あたりまえであることを
 お父さんがいる、お母さんがいる
 手が二本あって、足が二本ある
 行きたいところへ自分で歩いていける
 手をのばせばなんでもとれる
 音がきこえて声がでる
 こんなしあわせなことがあるのでしょうか
 しかし、だれもそれをよろこばない
 あたりまえだ、と笑ってすます
 食事がたべられる
 夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる
 空気を胸いっぱいにすえる
 笑える、泣ける、叫ぶこともできる
 走りまわれる
 みんなあたりまえのこと
 こんなすばらしいことを、
 みんなは決してよろこばない
 そのありがたさを知っているのは、
 それを失った人たちだけ なぜでしょう あたりまえ   
                 『飛鳥へ そしてまだ見ぬ子へ』より