こんなことがありました。

保健委員会から「感染症予防」に向けて

 本日の放送朝会で、保健委員会より「感染症予防」に向けて、全校生に呼びかけがありました。換気では2段階換気の実施に向けて実際に開ける窓の話がありました。とてもわかりやすい、取り組みやすい内容の呼びかけでした。原稿は次の内容です。

 

 これから、保健委員会から「感染症を予防しよう!」についてお話をします。
ニュースや新聞などで、毎日のように話題になっている「新型コロナウイルス感染症」。最近では、感染者が増加してきています。また、これからは、インフルエンザや感染性胃腸炎の流行も心配されています。
これらの感染症にかからない・うつさないため、これから話す、『3つの作戦プラスワン』をみなさんで実行していきましょう。

 作戦1は「手洗い」です。
 ある手洗いの研究で、石けんで10秒もみ洗いしたあと、15秒水ですすぐのを2回行ったところ、残っているウイルスは100分の1の数個になった、という結果があります。ウイルスは、つば・せき・くしゃみに含まれ、それらを触れた手で口や鼻を触ると感染してしまいます。石けんをつけて、手の平・手の甲・指先・つめや指の間など、正しくていねいに手を洗いましょう。

 作戦2は「マスクの着用」です。
 今、マスクをしていない人や、マスクをしていても鼻が出ている 人はいませんか?せきやくしゃみをしたとき、しぶきは1~2m飛ぶと言われています。感染した人のしぶきを、口や鼻から吸いこむと感染してしまいます。特別な理由がない限り、マスクを着用して過ごしましょう。また、マスクはすき間がないように鼻と口をしっかりおおい、正しく着用しましょう。

 作戦3は「換気」です。
 明日から暖房が入ります。寒さも厳しくなってくるので、窓を開けたくない気持ちになりますが、3密のうちの「密閉」を避けるためにも、換気のご協力をお願いします。
換気の方法は、教室の換気扇を常に回しておく、廊下側の黒板側の上の窓を少し開ける、廊下の全ての窓を少し開ける、です。休み時間には、校庭側の窓と出入り口のドアを開けるよう、よろしくお願いします。

 最後の「プラスワン」です。
 これは、「差別や偏見をなくすこと」です。特に、新型コロナウイルス感染症の怖さは、負のスパイラルです。未知なウイルスで不安が生まれ、感染した人や濃厚接触した人、その家族、医療従事者など、ウイルス感染にかかわる人を遠ざけます。
すると、差別を受けるのが怖くて、熱やせきがあっても受診をためらい、病気がひろまっていく、という負のつながりです。
差別や偏見をなくすためには、正しい情報を得ること、悪い情報ばかりに目を向けないこと、差別的な言動に同調しないこと、が大切です。また、熱やせきなど体調が悪いときや、家族で同じような症状があるときは、無理をせず、家でゆっくり休んだり病院を受診したりしましょう。

 感染症を予防するための3つの作戦「手洗い」「マスクの着用」「換気」、プラスワン「差別や偏見をなくす」ことを、みなさんで一致団結して取り組み、感染症を予防していきましょう。