こんなことがありました(あります)。

犯罪の被害者・加害者にならないように

 先月,神奈川県座間市で2ヶ月間に9人を殺害するという残虐な事件が報道されました。捜査の結果,残念ながら福島県内の女子高校生が被害者の一人であったことが判明しました。犯人は,自殺志願者のサイトなどを通して被害者とコンタクトをとり,殺害に及んだ経過が明らかになってきました。
 近年,SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及により,不特定多数の人たちとネット上でつながりを持つユーザーが増えています。さらに,今回の例のように,直接,会って事件に巻き込まれることも身近に起こり始めているのが現実です。
 また,他人への誹謗・中傷などの書き込みや個人情報の無断掲載などを巡って様々なトラブルも,いたるところで起きています。
 本校でも,スマホ・ケータイ所持率が年々高くなってきている状況にあります。スマホ・ケータイは,簡単な操作で多くの情報を発信したり受け取ったりできる便利な道具であることは認識されていますが,便利さの陰に潜んでいる危険性についての理解は,大人でも,まだまだ十分とはいえません。
 そこで,本日11月20日(月)6校時に開催している防犯教室では,いわき中央警察署久之浜駐在の伊藤秀介さんを講師にお迎えし,携帯電話やスマートフォンなどを介した犯罪について講話をいただいています。
 犯罪の被害者や加害者になってしまわないように,自分の身に危険が及びそうな気配を察知したり,身を守る行動を起こしたりするための訓練を頭の中で行っています。