日誌

今朝も冷え込みました!!

 今朝、霜柱ができていました。興味があったので調べてみました。
(1)霜柱のでき方(メカニズム)
 寒い夜、まず地表近くの水分をふくむ地面が凍ります。そこで、凍っていないもう少し下の地中の水分が、毛細管現象で、凍った土のつぶの間のせまいすき間を地面にむかって上っていきます。そして冷たい空気に触れて凍結!引きつづき上がってきた水分も次々に凍って、ついには地表の土の粒を押し上げて霜柱に。土の中を水が上昇して氷の柱になるので、地面はふかふかします。

(2)霜柱ができる条件
 ①最低気温:0℃以下
 水が凍るのは0℃ですから霜柱ができるのは地表の温度が0℃以下になったとき。天気予報でいう地上1.5mの気温ではありません。地表や地表近くの気温です。冬には地表近くの気温は、放射冷却のために高さ1.5mの気温よりも2℃~5℃低くなっています。ただし土の中の温度が0℃よりも低くなると、水分は凍ってしまって、地表に上がっていかないので霜柱はできません。


 ②火山灰をふくむ土壌
 関東ローム層は霜柱ができやすいと言われていて、それを裏付ける研究もなされています。関東平野を広くおおう関東ローム層は、富士山や浅間山などの噴火で火山灰などが蓄積してできた地層です。しかも雪の少ない地方の地表によく見られる現象です。わが国では関東平野がその代表的な地域で、これに中部地方、東北地方南部の平野地域が加えられます。


 ③大きい土粒と微小な土粒がある
 砂地は大きな粒ばかりなので霜柱はできません。霜柱ができるには、とても小さな土粒(直径3~5μm以下の微粒子)が必要です。でも微粒子ばかりでできた粘土質の土地にも霜柱は立ちません。大きい土粒と微粒子の両方が入り混じっている所ができやすくなります。


 ④土がやわらかい
 毛細管現象で水分が上昇していけるのは、やわらかい、すき間の多い土。花壇や畑、田んぼは土を掘り返していてやわらかいので良くできますし、崩れた土のがけのようなところにも良くできます。でも、かたい乾燥した地面や、いつも踏みしめられている道の真ん中にはできにくくなります。


 ⑤土に適度な水分
 地中の水の量が30%以上が条件とされています。