こんなことがありました

ピース 激論 ~4年理科「水の姿とゆくえ」~

 4年生の理科の学習では、今、水の3つの姿(水蒸気・水・氷)について学習しています。

 この日は、沸騰しているときの「あわ」は何か、実験のあと「空気だ」「空気じゃない」で激論を交わしました。

「お湯の中でぶくっとなるあわなんだから空気だよ。」

「水の中から空気が出るのはおかしい。」

「上の方から空気が入って、それが温められて出てくるんじゃないかな。」

「でも空気が入るところは見えないよ。」

「あわを集めた袋の中に水がたまるから、あわは水なんじゃないかな。」

「それは、沸騰したお湯が袋の方に入ったんだよ。」

「でも袋が膨らまないよ。」

 子どもたちは、水も「水蒸気」という気体になることをまだ知らないので、結論は次の時間に持ち越されましたが、実験結果と自分の経験をフル稼働して考えることで、科学的思考が育ち、より実感を伴った理解につながります。この学びの姿が、新学習指導要領でめざしている「主体的・対話的で深い学び」なのです。