こんなことがありました

お知らせ 自己存在感 ~1学期終業式~

 7月19日(金)、第1学期終業式を行いました。1学期は69日間。運動会、いわき市小学校陸上大会等の行事だけでなく、毎日の学習活動を通して、子どもたちはひとまわり大きくなりました。4月に入学した1年生もたくましい顔つきになってきました。一人一人が充実した表情で終業式に臨みました。

 式の中では、代表児童が1学期の生活をふり返ったり、夏休みの楽しみなこと等について発表しました。一人の児童の発表を紹介します。

 

 私にとって1学期は大きな成長ができた学期です。私は、目標を決めてがんばったことが2つあります。

 一つめは、漢字の学習です。私は今まで漢字を覚えることが苦手で、テストの点数もよくありませんでした。しかし、このままではだめだと思い、「絶対テストで満点をとる。」という気持ちを強くもって何回も練習しました。今回のテストでは、満点はとれませんでしたが、自己最高得点をとることができ、目標をもつことの大切さに気づくことができました。

 二つ目は、陸上です。私は走ることが好きではありませんでした。でもリレーの選手に選ばれた限りは、一生懸命練習しようと決めました。スタートダッシュの練習を全力でやったり、腕を大きくふって走ったりする練習をがんばりました。また、家に帰ったらお姉ちゃんと公園を走りました。走っているうちに走ることが好きになり、お姉ちゃんよりも速く走りたいという気持ちが出てきました。つらいこともあったけど、がんばってよかったです。

 最後に、もう一つがんばったことがあります。それは、今日の発表に挑戦したことです。私は、人前で話すことが苦手ですが、今日の発表をきっかけに人前で話すことにも自信をもっていきたいです。

 夏休みは、自主学習をがんばりたいです。目標はノート一冊を終わらせることです。目標を達成して気持ちよく2学期を迎えたいです。

 

 誰もが最初から何でもできるわけではありません。でも、できないからあきらめるのではなく、勇気をもって挑戦することが大切です。たとえ目標には届かなくても、努力は何らかの成果につながっていきます。その充実感を味わったこの児童は、本当にすばらしいと思います。

 始業式と終業式に「目標ややりたいことを自分で決めること」「目標達成のため、友達と支え合い助け合って努力すること」について話しました。この児童の他にも、1学期、自分で決めて努力を続けた児童がたくさんいました。

 今年、川部小の子どもたちにたくましさを求めていますが、今日の子どもたちの目の輝きを見るとたくましさが日に日に増していることを感じました。