こんなことがありました

お知らせ 発電するってたいへん! ~6年 エネルギー出前授業~

 1月24日(木)、常磐共同火力株式会社勿来発電所の蛭田さんはじめ4人の方々をゲストティーチャーにお招きして、6年生で「エネルギー出前授業」を行いました。

 今、6年生は理科で手回し発電機で電気を起こし、その電気を光・音・熱・運動にかえたり電気をためて使ったりする学習をしています。

 この日は、常磐共同火力の皆さんから、発電のしくみについて教えていただいたあと、いろいろな方法で電気を起こし、光や音、熱(冷却素子-ペルティエ素子もありました)、運動にかえる体験をしました。

人力① 自転車のペダルをこいで発電機を回します

人力② 手回し発電機 LEDやブザーはうまくいったけど100Wの電球は・・・

太陽光発電 曇ってしまい投光器で発電。

風力発電 うちわではうまくいかず校庭を走り回りました。(結局人力?)

送電線や送電線を守る人たちの仕事についても教えていただきました。

 みんなで手回し発電機をつないでやっと100wの電球に明かりがともりました。

 今や電気があるのは当たり前。子どもたちにとっては空気や水と同じような感覚なのではないでしょうか。無意識のうちに気軽に使っている電気ですが、発電することはとてもたいへんでした。

 環境にできるだけ負荷をかけずに豊かな生活を送るためには、「いろいろな方法で起こした電気を上手に組み合わせて使っていくこと<電気のベストミックス>」が大切であると感じた6年生でした。また、最後に、勿来発電所では、石炭燃焼からの二酸化炭素を少しでも減らすために、石炭に木質バイオマス燃料を混ぜて燃やしたり「IGCC(石炭ガス化複合発電)」を行ったりしていることも教えていただきました。電気による豊かな生活と未来の環境を守ることについても考えるきっかけにななりました。

※1 IGCC(石炭ガス化複合発電)

  石炭をガス化させ石炭ガスでタービンを回し、そのガスの熱で更にボイラーから蒸気を出してタービンを回す。使用する石炭を2割減らせるので、二酸化炭素の排出を減らせる。

※2 木質バイオマス

  木材を切った後に発生する未利用の残材等木質原料を使用して、木質チップや木質ペレットに加工したもの。石炭に混ぜることにより石炭の使用量を減らせる。