こんなことがありました

お知らせ 語り合おう ~6年特別の教科道徳~

 9月6日(金)、6年生は、「相互理解・寛容」というテーマで道徳科の学習を行いました。

 道徳科は、「特別の教科」という位置づけで、教科書を使って学習しています。この日の学習は、「銀の燭台」(ビクトル・ユーゴー作『レ・ミゼラブル(ああ無情)』より)の読み物を出発に、「許す」ことについて考え、話し合い語り合いました。

 学習が盛り上がったのは、「委員会の仕事に来なかった友達のことを許せるか」についてのグループでの話し合いのときです。

 「約束を守らないのは許さない。」「これなかった事情があるかもしれないから許す。」「自分がやると決めたことだから、友達か来ようが来まいが関係ない。」それぞれが自分の考えを語りました。感心したのは、気になる友達の意見が出たとき、言おうとしてもなかなか言葉に出せないときのことです。「◯◯さんの話をもっと聞きたい。」「急がなくていいから、待ってるよ。」子どもたちの間に聞く姿勢ができあがっています。

 委員会に来られなかったわけが追加提示されましたが、「理由があるのだからしょうがない。」という意見が出れば、「いや、理由があるのなら事前に伝えるべき。」子どもたちの話し合いはどんどん深まっていきました。

 学習後の感想では、「これからも許す・許さないで迷うときがあるかもしれないけど、よく考えていきたい。」と語る子どももいました。

 「相互理解」「寛容」 漢字で書くと4文字・2文字ですが、本当に理解し許すには、時間や話し合いが必要であると感じた子どもたちでした。『考え議論する道徳』の学習の成果です。